1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/04(水) 14:11:26.51 :wgzsZ5SW0

茜「プリンがなくなってる! 名前も書いておいたのに!」

P「茜。実はプリンを食べたのは、俺だったんだ! ごめんな!」

茜「P(ぷろ)ちゃん、どうしてそんなことを!」

P「茜が自ら買ってきたプリンが食べたくて。本当にすまなかった!
  おいしかったよ、ごちそうさま!(いつもの) これ、代わりのプリン」

茜「カワイイカワイイ茜ちゃんの選んだのが食べたい気持ちはわかるけどぉ、ダメだよ! Pちゃん。
  って…こ、これは!」

袋ガサー


茜「手作りのプリン!」

P「いつも茜のプリンを食べちゃってるから、お詫びも兼ねて、な」

茜「それでも、今度から食べちゃダメだよ! わかった?」

P「善処するよ」

茜「まったくもう! では気を取り直して、いただきまーす!」

パクリ

茜「この甘さは! もしや!」

P「知っているのかAKANE!? そう、さんぼわさんぼ和三盆だよ!
  取り寄せた和三盆を使ってレシピ片手に作ってみたんだ(佐竹直伝)」

茜「Pちゃん!」

P「茜!」

ガシー(感動して抱き合う音)


通りすがりの紬「なんなん…」


2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/04(水) 14:26:04.38 :wgzsZ5SW0

???「今日のーおやつはープーリーンー♪
    冷蔵庫を開ければー、すぐそこに!」

冷蔵庫を開けるとそこには「茜ちゃんのプリン」と「茜ちゃんのではないプリン」と書かれたプリンが!
並べて置いてある!

???「ごちそうさま♪」

P「麗花、現行犯逮捕だ!」

麗花「こんにちは、見張り番でゅーさーさん♪」

P「その茜のプリンをおいて、ゆっくりとこちらへ来るんだ。妙な真似をすれば、、、」

麗花「すれば?」

P「今度から部屋掃除は、なし、だ」

こうして、茜のプリンをめぐる騒動は一時的に納まった。


3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/04(水) 14:52:08.76 :wgzsZ5SW0

時は、遡ること数日前――――

美奈子「和三盆プリンの作り方、ですか?」

P「ああ。『魅裏怨』の収録の時に、和三盆でプチシューに使っていただろう。
  あれを見てティンと来たんだ」

美奈子「たしかに砂糖が足りなくて和三盆で作ってましたけど、よく覚えてましたね」

P「なんといっても、俺はお前たちのファン第一号だからな!」

美奈子「微妙に答えになってない気もしますけど、やっぱり嬉しいです!
    ところで、プリンの材料は一式揃えてあるんですか?」

P「いや、和三盆しかない。受けてもらえるかどうか訊いてからにしようかと」

美奈子「もう、断るわけないじゃないですか! 早速買い物に行きますか!」

P「今はもう結構遅い時間だけど、大丈夫か? 親御さんが」

美奈子「明日はお休みですし、両親には友達の家で勉強してくると言っておきますからへーきです!
    それより、買い物が終わったら佐竹飯店のお手製スイーツの極意をお見せしちゃいますよっ!」


余談だが、佐竹美奈子とプロデューサーが楽しそうに買物から戻ってきて料理をする様子は、亜利沙に激写されていたのだった!
その写真を見せられた紬、志保、静香はますますPへの態度がきつくなるのだった。


4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/04(水) 19:36:18.67 :wgzsZ5SW0

時は数日後に戻る――――

美奈子「茜ちゃんの反応、いかがでした」

P「おいしそうに食べていたよ。プリンを食べるときだけ静かになるんだな…」

美奈子「好きなものを味わうのに、言葉は不要ですからね!」

P「とにかくミッション成功だ。ありがとう」

美奈子「わわっ、頭を下げられると困っちゃいますよ。ところで、どうして自分が食べたことにしたんですか?」

P「麗花が食べた代わりを、俺があげるのもおかしいだろう?
  それに、同じプリンを用意するのは思いのほか大変だったし」

美奈子「今でははコンビニから老舗までわから和洋幅広くスイーツを扱ってますからねー」

P「同じものを探して買うよりは作った方が気を遣わずに済むと思ったけど、やはり買った方が手っ取り早いな」

美奈子「でも、食べている人の笑顔を見ると、満足感が違いますよ!」

P「そうだった。今週は大劇場に移行して、紬と歌織さんを迎えての一周年で忙しかったけど、
  その疲れも吹き飛んだよ。人を笑顔にできるってのはいいもんだな」

美奈子「プロデューサーさんも作る楽しみに目覚めましたね!」

P「…料理でもライブでも笑顔にできる美奈子はすごいな。魔法使いなのかもしれない」

美奈子「」


5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/04(水) 20:12:41.50 :wgzsZ5SW0

美奈子「もう! いきなり恥ずかしいこと言うのは禁止です!」

P「ははっ、ごめんごめん。感慨深くて。みんなの成長が見られて幸せだよ」

美奈子「おかしなプロデューサーさん。そうだ。余ったプリンは誰かに差し上げたんですか?」

P「ああ、麗花と小鳥さんと美咲さん、社長と、、残りは亜利沙に渡したよ。
  分けておいてくれと頼んだら『大好きなアイドルちゃんに渡しておきますね!』と息巻いていたな」

美奈子「みんな配ったんですね。それじゃあ、はい、これ」

P「これは?」

美奈子「プロデューさんへ、私からのおすそ分けです!」

P「プチシューとプリンか。ありがとう。こうしてみると見た目だけでも未熟だと実感するな」

美奈子「プロデューサーさんのお菓子作りの師匠ですからね!
    でも、あのプリンも初めてにしては上出来でしたよ!」

P「それなら良かった」

美奈子「さっきの話ですけど、、、」

P「ん?」

美奈子「私たちがここで舞台に立てるのは、プロデューサーさんのおかげなんですから!」

P「そんなこ」

美奈子「それだけじゃないですよ! 
    私も、みんなも、アイドルのために色々なことを捨てるはずなのに、プロデューサーさんは個性として認めてくれた。
    だから、胸を張って立てるんです!」

P「美奈子、、」

美奈子「ありがとうございます。プロデューサーさん」

P「こちらこそ、ありがとう、だよ。これからもよろしくな」

そうして、家に送り届けた後、劇場に戻ったらライブを終えた志保がいた。

志保「もっと真面目にしてくれないと困ります」

相変わらずの言葉を聞いて、これからも頑張ろうと思った。


6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/04(水) 20:21:15.05 :wgzsZ5SW0

数日後――――

茜「あ! Pちゃん!
  またカワイイカワイイ茜ちゃんのためにプリン作ってきてくれても、いいんだよ?」

P「よしよし、また作ってくるからな」なでなで



7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/04(水) 20:37:28.40 :wgzsZ5SW0

あとがき


 茜と麗花の話にしようと思っていたが、全然違う方向に話を進めてしまった。

いつか茜に有名店のプリンを食べさせてグルメレポートさせるのを書くのを目標にしよう。

構成力、身に着けたい。

 地の文を減らして会話主体で話を進めようとすると、それはそれで大変だと思い知ることになった。


 短く拙いながら、読んで頂いた方には感謝を。


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