1 :◆EmVbYoE9.w :2018/10/18(木) 23:00:07.31 :D7Jz/k2d0

アイドルマスターシンデレラガールズの二次創作です
短編、書き溜め済


2 :◆EmVbYoE9.w :2018/10/18(木) 23:01:11.76 :D7Jz/k2d0

  ──事務所

凛「……」ペラッ

未央「あ、それ美味しそう」

凛「わかる」

未央「……」

凛「……」ペラッ

未央「……この前、あーちゃんがさ」

凛「ん?」

未央「ついに一眼レフ買ったんですー、って」

凛「へー……」

未央「いくらしたと思う?」

凛「……5万円くらい?」

未央「私もね?それくらいだと思ったの」

未央「そしたらさ、14万円だって」

未央「……やばくない?」

凛「……やばい」


3 :◆EmVbYoE9.w :2018/10/18(木) 23:01:49.55 :D7Jz/k2d0

未央「もう、ビックリしちゃって」

未央「だって、いっぱしの高校生がだよ?」

未央「アイドルやってるとはいえ、カメラに14万円」

凛「すごい」

未央「めっちゃ聞いたもん、え、14万円?って」

凛「わかる」

未央「レシート見せてもらってさ」

未央「……え、現金で?とか、聞いちゃって」

凛「うん」

未央「現金ですよー、って」

凛「……まあ、そうだよね」

未央「……私なんてもう、さ」

未央「ゲームソフト買うときの、6000円とか」

未央「デ○ズニー行ったときの、7~8000円のチケットですら緊張するのに」

凛「うーん……」


4 :◆EmVbYoE9.w :2018/10/18(木) 23:03:06.95 :D7Jz/k2d0

凛「私も、1万円超えたらちょっとためらうかな」

未央「それがさ、14万円だよ?」

凛「……持ち歩くのすら大変そう」

未央「絶対、変な感じになるって思って」

未央「ためしにね?」

未央「銀行でね、14万円おろしてみたの」

未央「……すぐ戻したけど」

凛「……どうだった?」

未央「もう、ダメ」

未央「14人、14人もいたの」

未央「あの福沢諭吉が、目の数なら28つ」

未央「もうね、プレッシャーが半端じゃない」

凛「そんなに?」

未央「なんか、悪いことしてるみたいだった」

凛「……それは怖いね」


5 :◆EmVbYoE9.w :2018/10/18(木) 23:03:50.48 :D7Jz/k2d0

未央「うん、もう二度としない」

凛「悪いことを?」

未央「そっちじゃないよ!」

凛「……あ、でも前に」

未央「うん?」

凛「半年前くらいだったかな、奈緒がさ」

凛「すっごい、ハマったアニメがあったんだって」

未央「うん」

凛「で、ブルーレイボックスとか、グッズとかを一気買いして」

凛「そしたら……いくらって言ってたかな」

凛「……たしか、8万円とかだった気がする」

未央「……へー」

凛「大丈夫?って聞いたら」

凛「『ぜんっぜん!アタシはむしろ、制作会社の方が心配だからな!これは投資だ!』」

凛「……って」

未央「……すごいね」


6 :◆EmVbYoE9.w :2018/10/18(木) 23:05:12.46 :D7Jz/k2d0

凛「ちょっと感心した」

未央「……買って、全部見るのかな?」

凛「それは……」

凛「まあ、見るんじゃない?」

未央「なんか、レンタルとかならわかるんだけどさ……」

凛「うーん……」

凛「まあ、奈緒はほら、コレクター気質だから」

未央「あー……」

未央「……でもさ、いくつも買ってくとさ?」

凛「うん」

未央「だんだん溜まってくわけじゃん、場所も取るし」

凛「あー……ブルーレイボックスとか、幅取りそうだよね」

未央「……うちの弟がさ、すっごいマンガ好きで」

未央「もうめっちゃ買うの、小遣い全部使ってるの?ってくらい」

凛「そうなんだ」


7 :◆EmVbYoE9.w :2018/10/18(木) 23:05:48.20 :D7Jz/k2d0

未央「で、うちの親もマンガ好きだから、めっちゃ買うの」

凛「うん」

未央「……で、うちマンションだからさ、そんなに広くないわけ」

未央「もう、いっぱいになっちゃって」

未央「そしたら、ね」

凛「うん」

未央「『もっと広い家に引っ越す!』って、親が言い始めて」

凛「……すごいね」

未央「いやいやいや!ってなって」

未央「……結局、レンタルルーム借りてる」

凛「……まあ、そうなんじゃない?」

未央「二部屋」

凛「二部屋なんだ」

未央「おかげで、家はすっきりしたんだけどさ」

凛「ふーん……」


8 :◆EmVbYoE9.w :2018/10/18(木) 23:07:09.83 :D7Jz/k2d0

未央「しぶりんもさ、『部屋せまいなー』とか、ないの?」

凛「うーん……」

凛「うちはまあ、3人家族だし」

未央「あー」

凛「1階はお店だけど、2階建てだし……」

凛「……ハナコがね、ちょっと窮屈そうだけど」

未央「あー……たしかに、犬にとってはねぇ」

凛「うん」

凛「普段は、リビングから出られないようにしてるんだよね」

未央「え、勝手に一人で散歩いっちゃったりとかするの?」

凛「そこまではしないけど……」

凛「……前に、お店に出てきちゃったことがあって」

未央「いいじゃん」

凛「それくらいならね、いいんだけど」

凛「お客さんが連れてた犬とケンカになっちゃって」

未央「あらら」


9 :◆EmVbYoE9.w :2018/10/18(木) 23:08:39.25 :D7Jz/k2d0

凛「そのお客さんは笑って『元気があっていいわねー』って言ってたんだけど」

未央「のんきなもんだ」

凛「まあ、何もなかったから良かったんだけど……あの時は結構、焦った」

未央「怖いね」

凛「一時期は『うちもハナコに集客させるかー』なんて話があったんだけど」

凛「完全にストップしてる、今は」

未央「……なんか、もったいないね」

凛「犬にとって危険な植物とかも多いからさ、案外」

未央「へー、そうなんだ」

凛「うん、アサガオとか、ユリとか」

未央「……メジャーどころだね」

凛「うん」

未央「うーん……」

凛「……どうしたの?」


10 :◆EmVbYoE9.w :2018/10/18(木) 23:10:44.64 :D7Jz/k2d0

未央「話、ぜんぜん変わるんだけどさ」

未央「私がなんかお店やるとしたら、何かなー……って」

凛「うーん……未央は、なんでもいいよ」

未央「うん……ん?」

凛「未央なら、明るいし、何やっても繁盛すると思う」

未央「……いやー、照れますなぁ」

凛「……うちの手伝い、する?」

未央「えっ、いいの?」

凛「うん、未央ならできると思う」

凛「私もサポートするし……」

凛「……前に、卯月にもやってもらったことがあるんだけど」

凛「評判、良かったから」

未央「しまむーかぁ」

未央「たしかに、しまむーは花屋とか似合うけど……」

未央「……いいの?私で」

未央「……あんまり、自信ないけど」


11 :◆EmVbYoE9.w :2018/10/18(木) 23:12:01.04 :D7Jz/k2d0

凛「大丈夫だよ、私もいるから」

未央「……うーん……」

未央「じゃあ、お願いしようかなぁ」

凛「うん、こちらこそ」

未央「ありがと」

未央「あ、せっかくだから、しまむーも誘おうよ」

凛「うーん……うちはそんなに、広くないから、ちょっと」

未央「あ、そっかぁ……」

未央「……じゃあ、お客さんとして来てもらおうのは?」

凛「それなら……ふふっ、うん」

未央「……どしたの?」

凛「いや、私達が会う前にさ」

凛「一回、卯月がお店に来たことがあって」

未央「え、すごいね」

凛「うん、ほんと偶然」


12 :◆EmVbYoE9.w :2018/10/18(木) 23:13:17.11 :D7Jz/k2d0

凛「その何日か後に、事務所で初めて……初めて?会ったんだけど」

凛「初めて卯月がお店に来たときのこと、思い出しちゃって」

未央「なんかあったの?」

凛「ううん、何もないよ」

凛「何もないんだけど……覚えてる」

未央「へー……」

凛「ほんとに、普通のお客さんと同じだったけど」

凛「自分へのごほうびにー、って言って」

未央「あー、しまむーっぽい」

凛「……卯月ってさ、不思議だよね」

未央「何が?」

凛「なんか、人を惹き付けるというかさ」

未央「うーん……なんかね、しまむーはなんかあるよね」

凛「うん」

未央「んー……やっぱり、笑顔?」

未央「前に握手会やったときに、しまむーのファンの人が言ってたんだけど」

未央「『俺、卯月ちゃんの笑顔でご飯何杯でもいけます!』って」

未央「私、なんとなくわかる」


13 :◆EmVbYoE9.w :2018/10/18(木) 23:14:18.79 :D7Jz/k2d0

凛「ふーん……」

凛「食べたの?」

未央「いや、食べてないけど……」

凛「……卯月は何て言ってた?」

未央「『ほんとですか?ありがとうございます!』って」

凛「あー……卯月っぽい」

未央「たぶん、よくわかってなかったと思う」

凛「卯月って、そういう言い方に弱いよね」

未央「あー……なんか、わかる」

凛「こないだレッスンのときも、みくが『足が棒になるー』って言ってて」

凛「卯月が『大丈夫ですか?』って」

凛「よくわからなさそうな顔で聞いてた」

未央「想像つくなぁ」

凛「頭が悪いとかではないんだけどね」

未央「茜ちんと同じタイプだね」


14 :◆EmVbYoE9.w :2018/10/18(木) 23:15:39.78 :D7Jz/k2d0

未央「あ、茜ちんと言えばさ」

凛「ん?」

未央「カレーメシやったじゃん」

未央「日清カレーメシー、ってやつ」

凛「あぁ、やってたね」

未央「あれ、気に入ったみたいで」

未央「しばらくLINEの着信音にしてて」

凛「……まあ、たしかに残るよね、あれ」

未央「誰かとね、リアルタイムで話してるとさ、LINEで」

未央「日清、にっし、にっ、日清カレーメシー、ってなるの」

未央「……じわった」

凛「……なんか、そういうイタズラあるよね」

未央「なんかね、小学生のときとかね」

凛「……今は、もう変えたの?」

未央「うん、元に戻ってる」

凛「ふーん……」


15 :◆EmVbYoE9.w :2018/10/18(木) 23:17:36.41 :D7Jz/k2d0

凛「……なんか、全然違う話だけど」

凛「私、アラームの曲『GOIN'!!!』なんだよね」

未央「へー」

凛「アニメやってた頃から、ずっと変えてなくて」

凛「すごい、ハマってる」

未央「……あ、でも私も一時期『Shine!!』にしてた」

凛「わかる」

未央「なんだろ、歌から入るからかも、起きやすかった」

凛「んー……」

凛「オープニングだからじゃない?」

未央「あ、それあるかも」

凛「……久しぶりに変えようかな、アラーム」

未央「候補は?」

凛「Stage Bye Stage」

未央「あ、いいね」

凛「それか、Yes! Party Time!!」

未央「……うーん、しぶりんっぽくない」

凛「そう?」


16 :◆EmVbYoE9.w :2018/10/18(木) 23:18:05.21 :D7Jz/k2d0

未央「しぶりんはやっぱり、Never say neverだよ」

凛「え、やだよ……恥ずかしいじゃん」

未央「えー、そんなことないって」

凛「痛い人みたいじゃん」

未央「んー……」

未央「……あれ、トライアドプリムス」

未央「じゃない……なんだっけ」

凛「Trancing Pulse?」

未央「それ」

未央「……ごめん、一瞬記憶とんだ」

凛「いいよ、奈緒もたまにやるし」

未央「え、かみやんが?」

凛「ラジオでもやってたよ」


17 :◆EmVbYoE9.w :2018/10/18(木) 23:18:56.26 :D7Jz/k2d0

未央「へー」

凛「たしか、トライアドプリムスとTrancing Pulse間違えて」

凛「『Trancing PulseのTrinity Field!』で曲入ったことある」

未央「……さすがかみやん」

凛「……噛み屋ん」

未央「……頑張れ、かみやん」

凛「……頑張ってるよ、奈緒は」

未央「まあねー……」

凛「……」

未央「……あ、もうこんな時間じゃん」

凛「え?ほんとだ」

未央「……そろそろ帰るかー」

凛「ん、そうだね」

未央「結局、しまむー来なかったね」

凛「さっきLINE来てたよ」

未央「え?あ、ほんとだ」


18 :◆EmVbYoE9.w :2018/10/18(木) 23:19:34.75 :D7Jz/k2d0

未央「しまむーは偉いなぁ……ちゃんと勉強もしてて」

凛「ダメだよ、未央もやらないと」

未央「えー……」

未央「私はほら、一夜漬けの方が得意だし……」

凛「ふーん……」

未央「……ま、今はいいよ、今はさ」

未央「結局、なんとかなる!」

凛「……」

未央「やりたいことを、やりたいだけやっちゃおう!」

凛「……うーん」

凛「あ」

未央「どしたの?」

凛「……アラーム、輝く世界の魔法にしよう」

未央「あ、じゃあ私も」

凛「……かがーやくー」

未央「せーかーいのまほー……」

凛「……カラオケいく?」

未央「あ、いいね」


19 :◆EmVbYoE9.w :2018/10/18(木) 23:23:50.41 :D7Jz/k2d0

オチなし!
読んでいただきありがとうございました。


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【SS速報VIP】【モバマス】未央「目の数なら28つ」凛「怖いね」
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