1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/20(木) 23:13:22.81 :xpIx3CY90

ちひろ『そうなんです……急に物々しい雰囲気になっちゃって……』

ちひろ『今プロデューサーさんはどちらにいらっしゃいますか?』

P「ええと、今ちょうど外回り終わったトコなのでこれから戻ろうかと……」

ちひろ『それでしたら、ちょっと急いで戻ってきてくれますか?』

ちひろ『あと、事務所に入る時はなるべく刺激しないよう裏から静かに入ってきて下さいね』

P「わかりました、すぐ戻ります!」

ピッ


P「……あの二人に一体何があったんだ……とにかく急がないと!」タタッ!


―――――
――――
―――


3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/20(木) 23:17:34.19 :xpIx3CY90

ススス………

P「ちひろさん、ちひろさん今戻りました。で……あれがそうですか」ボソボソ

ちひろ「はい、雰囲気が悪くなってからあのままずっと動かずに睨みあっちゃって……」ボソボソ

P「あれは……一触即発って状態に見えますね……」ボソボソ

チラッ


まゆ「………………………………」

凛「………………………………」


P(表情こそ普段とあまり変わらないものの)

P(俺には見える……二人を取り巻く空気と彼女らから発せられるヤバいオーラを……!!)


4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/20(木) 23:20:28.57 :xpIx3CY90

P「ところで、どうしてあんな状態になってしまったんですか?」

ちひろ「最初はいつも通りに仲良く話をしていたんですけど……こんな具合に―――」


―――――
――――
―――


ガチャッ

まゆ「おはようございまぁす」

凛「あ、まゆおはよ」

まゆ「凛ちゃんも、おはようね」ニコッ

凛「ん、今日はちょっと早いね。どしたの?」

まゆ「えぇ、今日は学校が早く終わったので、その足でそのまま」

凛「そっか、私んとこは休校日、なんでも創立記念なんだってさ」


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/20(木) 23:24:05.25 :xpIx3CY90

まゆ「そうなんですかぁ、じゃあ今日はちょっといつもよりお話できますねぇ」

凛「うん、お菓子でも食べながらね」


まゆ「お菓子といえば、最近ちょっと食べすぎが気になってきて……」

凛「まゆも? 私もなんだ」

まゆ「だって……」


凛・まゆ「かな子(ちゃん)のお菓子を前にしちゃうとねぇ……」


まゆ「かな子ちゃんの手作りお菓子と」

凛「あの笑顔で食べる姿を目の前にしちゃうと」

凛「我慢できないよね……アレは卑怯だよ」

まゆ「そうなんですよねぇ……私もお料理が好きなんですけど」

まゆ「お菓子となるとかな子ちゃんの方が上手ですし」


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/20(木) 23:26:19.38 :xpIx3CY90

凛「お菓子はかな子の方が上手だけど、まゆは最近紅茶を上手に淹れてくれるよね」

まゆ「えぇ……相原さんに少し教えてもらったんです」

凛「あの紅茶もおいしいからお菓子がより進んじゃうよ」

まゆ「まぁ! 食べすぎを紅茶の所為にしちゃうんですかぁ?」

凛「あはは、両方とも、だよ」

まゆ「うふふ、凛ちゃん酷いですよぉ」


アハハ……ウフフ……

ちひろ(今日も楽しそうねぇ……)


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/20(木) 23:29:44.18 :xpIx3CY90

凛「それでさ、今日はかな子が来ないからお菓子持ってきたんだ」

凛「よくあるお菓子だけどこれとってもおいしくてね、一緒に食べよ?」

まゆ「あら、それじゃあまゆは紅茶を淹れてきませんとねぇ」スッ…

凛「それじゃあ私はお皿とってくる」


凛「これでよしっと、あとはまゆの紅茶を待つだけ」


まゆ「お待たせしましたぁ、さあどうぞ」カチャン……


まゆ「………えっ?」


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/20(木) 23:33:16.42 :xpIx3CY90

凛「? どしたの?」


まゆ「これは……きのこの山ですかぁ……………?」

凛「そうだよ? 市販で一番おいしいお菓子のきのこの山だよ」


まゆ「…………………」

凛「まゆ?」


まゆ「……一番まずいの間違いじゃないでしょうかねぇ……」

凛「………なんだって?」


まゆ「だって一番なのはこの……」

まゆ「たけのこの里ですよぉ…………?」スッ

凛「!!」

―――――――
――――――
―――――


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/20(木) 23:36:19.92 :xpIx3CY90

ちひろ「……と、そして今に至るワケです」

P「市販のお菓子程度であんな雰囲気に……?」

ちひろ「プロデューサーさん、間違ってもその台詞を二人の前で言わないで下さいね?」

P「うーん……」

ちひろ「きのこたけのこ戦争と言えば国内で最も苛烈な争いですから」

ちひろ「私でもあれは間違っても煽れません」

P「あれほど多々買えと言うちひろさんですら恐れるなんて……」

P「わかりました、二人の前では自粛しておきます。それにしても」


チラッ


凛「…………………………」

まゆ「…………………………」


P「話を聞いてる間もまるで微動だにせず睨みあってるんですが」


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/20(木) 23:39:14.10 :xpIx3CY90

ちひろ「かといってこちらから迂闊に手を出すと危険ですよ」

P「もう少し様子を見てみましょう……」


凛「ねぇ」

P(凛が動いた!)


まゆ「……なんでしょうかぁ?」

ちひろ(まゆちゃんも……!)


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/20(木) 23:41:22.61 :xpIx3CY90

凛「さっきの言葉、訂正してよ」

まゆ「どれをですかぁ? 間違った事は言ったつもりありませんけど」

凛「ふざけないで、たけのこがきのこよりおいしいなんて」

凛「それに一番まずいって? 冗談も程々にしないと相手に通じないよ」

まゆ「おかしいですねぇ、冗談で言ったつもりはありませんよぉ」


まゆ「一番おいしいのはたけのこで間違いありませんよ」

まゆ「きのこなんて、アポロにクッキー刺しただけのものじゃないですかぁ」

まゆ「そんなもので一番おいしいなんておかしいですよぉ……うふふ」

凛「ごく単純なものだけど、それこそが素材のおいしさを活かせるんだよ」

凛「シンプルイズベストって言うでしょ」


まゆ「…………」ギリッ!


凛「どう? わかってもらえた?」


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/20(木) 23:44:11.78 :xpIx3CY90

まゆ「ですけどぉ……きのこの山は30代~50代の人に支持されているんですよねぇ」

まゆ「お菓子というものは本来たけのこのように」

まゆ「私たちのような若い子の間で流行るものが、素晴らしい事の証明ですよぉ」


凛「……………」ギリッ!


まゆ「ですから凛ちゃんもたけのこを一緒に食べましょう?」


凛「嫌よ。たけのこがおいしくない事には変わり無い」

まゆ「いけませんよぉ……凛ちゃんはまだ若い子なんですから」

まゆ「おじさん達の好きな味に慣れちゃっては駄目……」


36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/20(木) 23:47:23.21 :xpIx3CY90

凛「でもたけのこはきのこより売れてないじゃん、おいしくない事の証明だよ」


まゆ「………………!」ギリィッ!!!


まゆ「うふふ…………きのこ風情がおいしいなんて?」

まゆ「たかだかクッキーを後付けしただけのチョコレートが」

まゆ「そんなにおいしく味を変えられるなんて事ありませんよねぇ」

凛「……だからきのこは色々な限定商品とか作って発売してたんだよ?」

凛「それだけ色々なきのこを楽しめる」

まゆ「ですけどぉ……それって『ただのきのこの山じゃ物足りない』っていう事じゃないですかぁ?」

まゆ「だって、チョコとクッキーなだけですからねぇ……」

まゆ「自分から単純で代わり映えのしない味、って認めてますよねぇ?」


凛「…………!」ギリィッ!!


37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/20(木) 23:50:33.96 :xpIx3CY90

まゆ「うふふ…………」

凛「…………フフッ」


P(うわぁ……売り言葉に買い言葉、どんどん険悪な雰囲気に)

ちひろ(もしもここに飛び込んだら……わかりますよね?)

P(なんとかして止めさせたいですが……まだ自分の命が惜しいです)

ちひろ(でもこのままじゃいつ取っ組み合いになるか分かりませんよ!)

P(うぐぐ……なんとか和解させる方法は……)ガタッ!


凛「!」グルッ!

まゆ「…………」ユラァ……


P(き、気づかれた!?)


39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/20(木) 23:53:36.17 :xpIx3CY90

ちひろ(いけない! これは退散っ)シュバッ!

P「ちょっ!? ちひろさん自分だけ姿を消して!?」


凛「ねぇ」

P「ヒィ!?」

まゆ「戻ってこられたならどうして声をかけてくれないんですかぁ……?」

凛「そうだよ、私たちの事放ってちひろさんと何話してたの?」

P「いいいや二人とも仲が良さそうだなぁ~ってアハハハ」

まゆ「凛ちゃんはとってもいいお友達ですけどぉ……」

凛「まゆのよくない所、一つあってね」

まゆ「私も凛ちゃんのよくない所、一つありましてねぇ」


凛「プロデューサーはきのこだよね?」ギラッ
まゆ「Pさんはたけのこですよねぇ?」クワッ


42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/20(木) 23:55:34.97 :xpIx3CY90

P「え!? い、いや俺はどっ」

凛「どっちもなんて甘い事は言わせないよ?」

まゆ「両方なんて一番あってはならない選択ですよぉ?」

凛「きのこの方がおいしい、沢山売れて色々な種類があるんだよ」

まゆ「たけのこは味を変えなくても若い子に人気を保ち続けてる素晴らしいお菓子なんですよ」


凛・まゆ「「どっちか一つ選んで!」」


P「」


44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/20(木) 23:57:55.09 :xpIx3CY90

P「そ、それはそのすごく難しいなぁ今すぐには答えが出せな」


ヒョイッサクッ

P「もがっ!?」

まゆ「難しく考えなくていいんですよぉ、味わって頂ければすぐに答えは出ますから」

凛「ちょっと! あんた何やってんのプロデューサーに!!」

まゆ「何って、たけのこのおいしさを分かってもらうには食べてもらうのが一番ですから」

凛「そんなマズイお菓子食べさせてプロデューサーがお腹壊しちゃったらどうするの!」


ヒョイッサクッ!

P「もがっっ!!??」

凛「プロデューサー、これで口直しできるよね?」

まゆ「貴方こそ何やってるんですかぁ……?」

まゆ「きのこなんて穢れてるものを口に無理やりねじ込むなんて……!」


51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/21(金) 00:01:35.82 :xpIx3CY90

ヒョイッサクッ! ヒョイッサクッ!

P「うぐぐぐ!!」

まゆ「これで口をキレイにしてあげますからねぇ……」

凛「駄目! プロデューサーにはきのこがいいんだから!」


ヒョイッサクッ! ヒョイッサクッ! ヒョイッサクッ! ヒョイッサクッ! ヒョイッサクッ!
 ヒョイッサクッ! ヒョイッサクッ! ヒョイッサクッ! ヒョイッサクッ! ヒョイッサクッ!
ヒョイッサクッ! ヒョイッサクッ! ヒョイッサクッ! ヒョイッサクッ! ヒョイッサクッ!
 ヒョイッサクッ! ヒョイッサクッ! ヒョイッサクッ! ヒョイッサクッ! ヒョイッサクッ!
ヒョイヒョイヒョイヒョイヒョイヒョイヒョイヒョイヒョイヒョイヒョイヒョイヒョイヒョイヒョイヒョイ!!
サクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサク!!


P「もが………ごふっ!」

バタッ!!


凛「!」

まゆ「!!」


54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/21(金) 00:03:21.61 :xpIx3CY90

凛「プロデューサー!!」

まゆ「Pさん!」


凛・まゆ「「倒れるなら答えてからにして!!」」


~~~~~~~
この日、プロデューサーの挺身により事務所内きのこたけのこ戦争は
相互不可侵条約が締結され休戦となった。

おしまい


67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/12/21(金) 00:08:55.99 :xpIx3CY90

【おまけ】

かな子「ん~っ……たまにはこういうお菓子もおいしいですね」サクサク

雪乃「そうですね……甘いチョコレートのお菓子だからストレートティーが合いますわ」ズ……

かな子「雪乃さんの紅茶もとってもおいしくて、ついつい食べ過ぎちゃいそうです、えへ」

雪乃「ふふっ……食べすぎには注意してくださいね?」

雪乃「私もお一つ頂きます……うん、こういうのも悪くありませんわ」サクサク


かな子「今度さ、凛ちゃんとまゆちゃんも混ぜてきのこたけのこパーティでもやってみようよ」

雪乃「あら……いいかもしれませんわね? とっておきの紅茶も添えて……楽しそう」


-続かない-


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【2ちゃんねる】モバP「仲のいいあの二人が喧嘩ですって!?」
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