1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/04(木) 23:58:28.97 :wxG2dt5x0
モバマスです。765系は出てきません。
凛も杏もきらりも蘭子もでてきませんが、ひとつよろしく。
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/05(金) 00:00:22.60 :wxG2dt5x0
P「よーし、じゃあこれからの予定を確認するぞ。午前中は全員いつものところでボーカルレッスン。
午後からだが、巴は営業の後宣材撮り。友紀は事務所でスポーツ紙の取材。川島さんは営業の後CMの撮影、っと」
友紀「はーい」
巴「了解じゃ」
川島「わかったわ」
P「昼過ぎに迎えにいって途中で友紀を降ろしてそのまま営業だから……すいません、川島さん。
俺は巴の宣材のほうについてやりたいんで、送った後ひとりで動いてもらってもいいですか?」
川島「かまわないわよ。あそこの現場は昔から知っているし、何ならそのまま直帰するわ」
P「助かります。それじゃ行くぞー」
ちひろ「みんな行ってらっしゃい。気をつけてねー」
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/05(金) 00:02:22.18 :wxG2dt5x0
~その晩~
P「(ふぅ、いつ送りにいっても巴の家は緊張するな)」
P「(友紀は直帰したって聞いてるし、後は川島さんを迎えに……まだやってるかな)」
P「失礼します、おはようございます」
川島「あら、P君。そっちの仕事はおわったの?」
P「はい。巴も友紀も思ったより早く終わったんで迎えにきました」
CM監督「おう、モバ事務所の若いのじゃねぇか。
瑞樹ちゃんががんばってるのに今日は姿みせねぇと思ったがどこで油売ってやがった」
P「っ、おはようございます監督! 申し訳ございません」
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/05(金) 00:03:57.81 :wxG2dt5x0
川島「もう監督さんったら。あまりうちのプロデューサーをいじめないでくれますか?」
CM監督「がはは、瑞樹ちゃんにはかなわねぇな。どうせいろんな所飛び回ってたんだろ、おつかれさん」
P「ありがとうございます。川島はどうだったでしょうか?」
CM監督「おう、いつものようにばっちしだったぜ。昔から瑞樹ちゃんはしっかりしてるからな。あの時も…」
川島「それじゃあ監督、私たちは事務所に戻ります。最終のチェックするってAPさん言ってたし遅れないでくださいね」
CM監督「おう、こうしちゃいられねぇ。じゃあまた今度な、お二人さん」
川島「お疲れ様です、失礼します。お疲れ様です」
P「お疲れ様です」
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/05(金) 00:05:39.71 :wxG2dt5x0
P「あの監督さん話し出すと長くなるからなぁ……ありがとございます、川島さん。助かりました」
川島「ふふっ、いいのよ。それじゃあ戻りましょうか」
P「はい。事務所に行きますか? それとも直帰されます」
川島「そうねぇ、確か今度のライブの衣装が届いていたのよね。人も少ないうちに試着しておこうかしら」
P「了解です。それじゃあ表に車回してきます」
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/05(金) 00:07:48.51 :wxG2dt5x0
P「(俺は小さな芸能事務所に勤めるプロデューサー。3人のアイドルを担当している)」
P「(姫川友紀。野球チーム・キャッツの熱狂的ファン。幼い見た目に反して20歳の元気系アイドル)」
P「(村上巴。実家はアレだが中学生には思えないほどしっかりした広島出身の新人アイドル)」
P「(そして……)」
P「お待たせしました。真っ直ぐ事務所に向かってもいいですか?」
川島「ええ。安全運転よろしくね」
P「(川島瑞樹。俺が担当している中で唯一の年上アイドル。昔は地方局に勤めていた元アナウンサーで)」
P「(……俺の昔からの想い人だ)」
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/05(金) 00:10:25.14 :wxG2dt5x0
P「あらためてお疲れ様です川島さん。撮影はどうでした?」
川島「いい感じだったわ。機材トラブルさえなかったらもっと早く終わって、入れ違いになっていたかもしれないわね」
P「そうですか。ギリギリだったんですね」
川島「君のほうは? 巴ちゃんも宣材撮影なんて始めてでしょう?」
P「こっちも問題なしです。流石は巴ですよ、あの年で初体験のこの業界に全く物怖じしていません」
川島「あれだけ怖い人にかこまれて育てられたのだから納得だわ。友紀ちゃんは?」
P「問題なく終わったみたいです。社長がついてくれたみたいで、帰ってナイター見るって連絡きました」
川島「キャッツが調子いいから今年は楽しいでしょうね。ショートの本坂君も昨日本塁打たみたいだし」
P「川島さんもキャッツのファンだったんですか?」
川島「得にひいきのチームはないわ。ただ、昔新人時代の本坂君をインタビューした事があってね、記事があったら目を通しているの」
P「へぇ。友紀に言ったらうらやましがるでしょうね」
川島「ちなみに元カープスの本山さんのサインボールをもらった話をしたら巴ちゃん目を輝かせていたわ」
P「なるほど……っと、そろそろですね。先事務所にあがっててください」
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/05(金) 00:14:49.38 :wxG2dt5x0
P「ただいま戻りました」
ちひろ「お疲れ様です。予定より早かったんですね」
P「おかげさまで。社長は?」
ちひろ「他の事務所の人と飲むっていって先に帰りました。私もそろそろ帰ろうと思うんですが大丈夫ですか?」
P「はい。川島さんと打ち合わせして、残務片付けてから帰ります。そういえば川島さんは…?」
ちひろ「届いた衣装持って更衣室にいきましたよ…っと。それじゃあお先に失礼しますね」
P「はい、お疲れ様です」
ちひろ「お疲れ様です。川島さんと二人きりだからって変な事しちゃダメですよ~」
P「ちょっ! 何言ってるんですか!!」
ちひろ「ほほほ、ごゆっくり~」
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/05(金) 00:16:46.80 :wxG2dt5x0
P「まったくあの人は……」
P「…………そういえば、事務所で二人だけってのは始めてだな……」
P「(……いかん! 何考えてるんだ俺は。冷静に冷静に)」
川島(ドアの外)「ちひろさん、P君、いる?」
P「はい、いますよ。ちひろさんはもう帰りました……ッ!!」
川島「例の衣装着てみたのだけど……ど、どうかしら?」
P「(ぱねぇ)」
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/05(金) 00:18:39.11 :wxG2dt5x0
川島「サイズ的には大丈夫なんだけど、ちょっと若い子向けすぎな気が……」
P「そ、そんなことないですよ! 十分魅力的です」
川島「そうかしら? ちょっと露出が過ぎるような気も……ねぇ、見てくれない」
P「わぁぁぁぁぁ?!?!?!」
P「(その胸元は破壊力高すぎだろヲイ)」
川島「ん? どうしたのかしら?」
P「そそそ、そうですね。露出に関しては先方に相談してみます」
川島「お願いね。でも懐かしいわ、昔はこれに近いのを着て天気予報もやった事あるのよ」
P「『すい天』ですよね?」
川島「そうそう、よく知ってるわね」
P「(そりゃお世話になりましたから…)」
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/05(金) 00:20:11.71 :wxG2dt5x0
川島「事務所はもう閉めるのかしら?」
P「いえ、残務処理をしてから……」
川島「ならよかった。9時からのドラマ録画忘れちゃったからここで見ていこうかな」
P「わかりました。帰るときは一声かけてくださいね」
川島「ええ、はじまるまで時間あるしお茶でもいれるわね」
P「じゃあ俺が……」
川島「いいのいいの。たまには君を労わせて」
P「(鼻歌うたいながら給湯室へ歩いていく川島さん……)」
P「……かわええ」
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/05(金) 00:21:55.51 :wxG2dt5x0
P「……」
P「…………よし、終わり。 11時半か、だいぶかかったなぁ」
P「そういえば川島さんはどうしたんだろう……気づかないうちに帰っちゃったかな」
P「自由室の電気はついてる……もしもーし、川島さーん?」
川島「Zzz…」
P「テレビつけっぱなしで寝ていらっしゃる……」
P「……かわいい」
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/05(金) 00:22:57.39 :wxG2dt5x0
P「(胸元もあけてこんな無防備に寝て……)」
P「(気持ちよさそうに寝てるなぁ……唇もぷっくらして……)」
P「」ツンツン
川島「んんっ……」
P「(やべぇ、唇の感触半端ねぇ! 寝息もたまんねぇ!)」
P「(……キスしたらもっと気持ちいいだろうなぁ……)」
P「(……今ここには俺と川島さんしかいない。川島さんは熟睡中……)」
P「(……)」ゴクリ
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/05(金) 00:25:11.99 :wxG2dt5x0
P「(……)」ドキドキ
川島「Zzz…」
P「(……)」チュッ
川島「......」
P「(うおー俺今キスしてる! 川島さんとキスしてる!)」プハッ
川島「......おはよう、P君」
P「」
川島「……で、事務所のアイドルをキスで目覚めさせようとした変態P君、何か言いたいことはありますか?」ニヤニヤ
P「」ダラダラ
25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/05(金) 00:27:14.92 :wxG2dt5x0
P「っっすんませんでしったぁぁぁぁぁ!!」ゲザッ
川島「全く……君はプロの自覚があるのかしら? これはれっきとした犯罪行為よ。
まさか他の子にもやってないでしょうね?」
P「してないっす! 出来心です!!」
川島「本当かしら。友紀ちゃんや巴ちゃんもかわいいしなぁ……ちひろさんだって素敵な人だしねぇ」
P「本当です! 川島さんだから……川島さんだからです!」
川島「……P君。ごまかし方が下手すぎるわ」
P「違います。本当に川島さんの寝顔がかわいくて……」
川島「……」
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/05(金) 00:29:42.81 :wxG2dt5x0
P「昔から憧れてて、一緒に仕事しているうちにもっと好きになって…そんな人が無防備に寝てたらそんな気持ちになって当然です!」
川島「……で、勝手に唇を奪ったと」
P「っすんませんでしたぁぁぁぁ!!」
川島「全く……仕方ないわね。立ちなさい」
P「は、は」
ズキンュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!
P「?!!」
川島「……ふぅ、独りよがりなP君へのお返しよ」
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/05(金) 00:33:48.76 :wxG2dt5x0
川島「さて。そんなことしているうちに終電がなくなっちゃったわ。
悪いけど一晩、君のところに泊めてもらってもいいかしら?」
P「……川島さん……」
瑞樹「瑞樹。前から思っていたけど、友紀ちゃんや巴ちゃんみたいに下の名前で呼んでくれないかしら」
P「すいません、瑞樹さん…俺……」
瑞樹「……いきなり名前で呼ばせて、家に上がりこむ女はダメかしら」
P「瑞樹さん……俺、瑞樹さんの事好きです!!」ギュッ
瑞樹「……はぁ」
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/05(金) 00:35:34.53 :wxG2dt5x0
瑞樹「……滅茶苦茶ね、タイミング。女の子に嫌われるわよ」
P「すんません。なんか抑えきれなくなっちゃって……」
瑞樹「謝ってばかりじゃない。若いわね、P君......」
チュッ
瑞樹「こんなおばさんだけど、それでよかったらよろしくね」
P「瑞樹さんっ!!」
…………
……
…
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/05(金) 00:37:03.02 :wxG2dt5x0
…
……
…………
チュンチュン......
P「ふわぁ……」
瑞樹「おはよう、P君」
P「……おはようございます、川島さん」
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/05(金) 00:39:39.46 :wxG2dt5x0
瑞樹「瑞樹、でしょP君。最中はずっと呼び捨て呼んでたのに戻ってるわよ」
P「うっ、すいません……瑞樹さん」
瑞樹「ふふっ、P君は意外と熱いのね。昨日はあんなに男らしかったのに……」
P「面目ないです……」
瑞樹「いいのよ。これから慣れていけば……それにしても空気が悪いわね」
P「(俺の部屋をうろつく瑞樹……うーん、まだ実感わかないなぁ)」
瑞樹「おお、寒っ寒っ。P君そこあけてあけて」
P「風邪ひいちゃマズいですし……何か着てくださいよ」
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/05(金) 00:41:30.22 :wxG2dt5x0
瑞樹「いらないわ。今はきれいなの衣装も担当アイドルへの丁寧な気遣いなんかいらないわよ」ギュッ
P「?!」
瑞樹「今の私は一人のオンナよ、君に…貴方に暖めてほしいな……なんてね」
この人を絶対に大切にしよう
瑞樹の背中に手をまわし、懐に暖かな温もりを感じながら俺はそう心に誓った。
川島さん「これで終わりね、わかるわ」
40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/05(金) 00:45:40.20 :wxG2dt5x0
支援ありがとうございました。
副業中に川島さんSR化を知っていてもたってもいられなくなり、
帰宅後ノリだけで書き上げてました。推敲って大切よね、わかるわ
2ちゃんねるに投稿されたスレッドの紹介です
【2ちゃんねる】モバP「永遠のプリンセス?」 川島「わかるわ」
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