1 :名無しさん@おーぷん:2018/09/08(土)03:31:10 :HmT(主)

初投稿です。


2 :名無しさん@おーぷん :2018/09/08(土)03:32:12 :HmT(主)

乃々(あ、暑い…もう9月なのに…)

乃々(机の下は熱と湿気が溜まりますので、むしむしして、汗だらだらで、全身から水分と塩分が無くなりそうなんですけど…)

乃々(このままでは枯れくぼに…こういう時は無性にポカリスエットが欲しくなってきますね…)

乃々(あの身体中染みわたる感覚、そしてわざとらしい甘い味…あっいけません、想像すると余計にポカリが欲しく…)


3 :名無しさん@おーぷん :2018/09/08(土)03:33:00 :HmT(主)

乃々「机の下から脱出…事務所の冷蔵庫まで行ってみましょう…」のそのそ

乃々「結構スポーツとかやってらっしゃる人多いですし、スポーツドリンクを持ち込んでる人は1人くらいいますよね…」

乃々「…着きました。さっそく冷蔵庫を御開帳してみますか…」パカ

乃々「それにしてもこの事務所の冷蔵庫、私物を持ち込んでる人多すぎなんですけど…ケーキにドーナツ、怪しげな薬にマグロ…物の詰め過ぎで冷蔵庫全体が冷えにくいんですけど…」

乃々「まぁ、それはさておき、スポーツドリンクの捜索を続けるとしましょう…っと、さっそくそれっぽいものを見つけました」

乃々「…おお、これは」

【ア ク エ リ ア ス !】

乃々「ああ…ええ…アクエリアスですね…」


4 :名無しさん@おーぷん :2018/09/08(土)03:33:33 :HmT(主)

乃々「…違うんですけど。もりくぼが飲みたいのはポカリであってアクエリじゃないんですけど…」

乃々「成分的にはほとんど変わらないはずなのに、なぜかポカリもアクエリも全く違うものなんです…不思議ですけど…」

乃々「アクエリアス、なんだかポカリに比べて味が薄いっていうか、甘くないっていうか酸味が強いっていうか…」

乃々「最初に飲んだスポドリがポカリだったので、味が薄いアクエリはどうしてもポカリと比べて見劣りしてしまうというか…」

乃々「アクエリアス派には悪いんですけど、もりくぼにはアクエリアスはそんなに美味しくない印象がありますね…」

乃々「とにかくポカリスエットを飲みたい以上、アクエリアスの印象なんてもりくぼにはどうでもいいことです」

乃々「仕方ないから遠出しますか…自動販売機まで行ってみましょう…」


5 :名無しさん@おーぷん :2018/09/08(土)03:34:00 :HmT(主)

【ポカリスエット 売りきれ】

乃々「………」

乃々「わかってました。この時期人気ですし。そんな気もしてましたし」

乃々「…諦めて冷蔵庫のアクエリで我慢しますか…違うものですけど妥協できるものでもありますし…」

乃々「いえ…やっぱりポカリを探しましょう…もう机から15mも離れた場所まで来てしまったので…ここまで来たらもはや妥協できません…」

乃々「行ってやるんですけど…勇気を絞って、近くのコンビニまで…」


6 :名無しさん@おーぷん :2018/09/08(土)03:34:32 :HmT(主)

乃々「この扉を開ければ事務所の外の世界…」

乃々「突撃…ですけど…!!」ガチャ

む わ ぁ ぁ ぁ

乃々「………」

乃々「外の湿気…凄すぎるんですけど…暑すぎるんですけど…」

乃々「もりくぼの皮膚ではこの不快指数には耐えられません…」

乃々「帰ります…不本意ではありますが、さっきのアクエリアスで我慢しましょう…」とぼとぼ


7 :名無しさん@おーぷん :2018/09/08(土)03:34:55 :HmT(主)

乃々「はぁ、とんだ無駄足を…むだくぼ…あしくぼ…」

凛「あれ?乃々、珍しいね。この時間に机の下から出てるなんて」ぽむっ

乃々「うわっ!凛さん!後ろから急に話しかけられたらびっくりするんですけどー!」ビクッ

凛「ごめんごめん。学校帰りで乃々に会うのはあんまり珍しかったからつい。ところで何してたの?」

乃々「はい…ポカリスエットが欲しくて外に出ようと思ったのですが、安寧の城で暮らしてきたもりくぼには溽暑の大地は厳しくて…」

凛「ふふっ、なんだか蘭子みたいになってるよ、乃々」

凛「で、ポカリが欲しいの?飲みかけで良かったら私が買ってきたものあるから全部飲んでいいよ」

乃々「えっ!本当ですか!さすが凛さん!」

凛「うえへへ」にまにま

凛「…こほんっ、じゃあ乃々、遠慮せず飲んでいいよ」

乃々「わー…」

乃々「………あ」

【ポカリスエット、残り1口分】


8 :名無しさん@おーぷん :2018/09/08(土)03:35:15 :HmT(主)

乃々「少ないですね…これを飲んでしまうのは凛さんにはなんだか悪い気がします…」

凛「え?私は気にしないよ?遠慮せず飲んで?」

乃々(正直なところ、これくらいの量だと全然ポカリスエットの清涼感を感じることができないんですけど…)

凛「どうしたの?あっわかった、間接キスに照れてるんだ?もう乃々ったら未央みたいだねそういうとこは」

乃々「別にそういう訳ではなくて…って未央さんって照れるんですか?こういうところは気にしない人だって思ってましたけど」

凛「ううん、未央って変なとこで乙女なんだ。乃々も気が向いたら未央のこといじってみるといいよ」

乃々「いえ、遠慮しておきます…」

凛「それはさておき、はいポカリ。蓋も開けておいたよ。さあ私のポカリを飲んで。グイッと。さぁ」

乃々「ごめんなさい…もりくぼ、残り少ない人から奪うなんてことはできません…」スタタッ

凛「うーん、乃々は謙虚だなぁ」キョトン

凛(間接キスまであと少しだったな。次からは1口だけ手を付けたやつを用意しておこう)


9 :名無しさん@おーぷん :2018/09/08(土)03:35:34 :HmT(主)

乃々「冷蔵庫まで帰ってきました…」

乃々「では改めて、アクエリアスを…」ゴソゴソ

乃々「…」ゴソゴソ

乃々「…あれ、ない…」ゴソゴソ

乃々「ま、まさかっ…!」


李衣菜「くーっ!レッスンの後のスポドリは最高だねー!生きてるって感じがしてロックだよっ!」バーン!

夏樹「あぁ!蘇る気持ちになるよな!ロックかどうかは別として…」ババーン!


乃々(あああああーーー!!!)


10 :名無しさん@おーぷん :2018/09/08(土)03:36:04 :HmT(主)

乃々「や、やられてしまいました…もりくぼのアクエリアスが…いえ本当はもりくぼのではないのですけど」

乃々「ヘンに冒険してしまった結果、最悪の結末を迎えてしまいました…」ズーン

乃々「いっそ恥を捨ててアクエリアスをおねだりしますか…いえ、相手はよりによって夏樹さん…李衣菜さんはともかく怖いイメージがある人です…」

乃々「オールバックで、バイク乗りで、ロッカーで、あの拓海さんとずっと対等につるんでて…ひぃぃ、そんな人に物をねだったりしたら…」


~~森久保の妄想~~

夏樹「あぁ?アタシのアクエリをよこせだと?生意気すぎんじゃねーの、お前」

李衣菜「そうだそうだー!」

夏樹「これはアタシたちが持ってきたもんだ。なのに勝手に人の島に手を出そうとするなんてよっぽど教育がなってねーガキだぜ」

李衣菜「そうだそうだー!」

夏樹「帰りな。子供を相手してるほど暇じゃねーんだよアタシらは。お前とは生きてる世界が違うんだ」

李衣菜「そうだそうだー!」

乃々「ひいいいぃぃぃぃぃ…!!」

~~~~~~~~~~


乃々「なんてことに…!」ガタガタ

美玲「さっきから何をブツブツ言ってるんだ、ノノ…」

乃々「ひいいいいいいいい!!!!!」ビクゥーッ!


11 :名無しさん@おーぷん :2018/09/08(土)03:36:38 :HmT(主)

乃々「み、美玲ちゃん…!?」

美玲「聞いてたぞッ、アクエリが欲しいんだなッ。あとナツキはそんな悪いヤツじゃないぞッ」

乃々「あ、いえ、もりくぼは遠慮を…」

美玲「だからってナツキを誤解したままじゃダメだッ!!ウチが貰ってやる。ノノも一緒に来いッ」グイッ

乃々「ひいっ!?」


美玲「おーいナツキー、そのアクエリ、ウチらにもくれッ!」

夏樹「あぁ?アクエリが欲しいのか?」

乃々(ひいい、殺される…!)

夏樹「いいぜ。うちにもいっぱいあるし好きなだけ飲んでくれ」

夏樹「お前らいつも机の下にいるもんなー。暑いだろ?汗もかきやすいだろうし、脱水だけは気をつけてくれよな」スッ

美玲「ほらな、ノノ!」

李衣菜「良かったねー乃々ちゃん!あ、私の塩キャンディも一緒にあげるよ!」スッ

乃々「えっ、あっ、う…?」


12 :名無しさん@おーぷん :2018/09/08(土)03:36:59 :HmT(主)

夏樹「おいおいどーした?なんか怖がってるようにみえるけど…」

美玲「あー、実はノノが…」

夏樹「…っておいおい!そいつはとんだ誤解だよ。アタシはそんな悪者じゃねーよ。不良まがいのことはしないって」

乃々「うう…ほんとですか、いぢめないですか」

夏樹「ほんとほんと。ほら、その証拠に今もイジメてないだろ?」

李衣菜「そうだよー。なつきちは優しいんだ!確かにオールバックでヤンキーみたいだし雰囲気は恐いかもだけど全然そんなことないからね!」

夏樹「だりー、あとで一緒にマスタートレーナーさんのレッスン一緒に申し込もうなー」

李衣菜「ええー!?なんでー!?!?」

美玲「とにかくナツキやリーナの言ってることは本当だぞ!そんな変な印象で判断しちゃダメだッ!」

乃々「…あ、印象…?」

李衣菜「そうだよ!何事も印象じゃなくて本質で判断するのがロックって訳!」

夏樹「そうそう。それにそんな無駄にお高くイキってる不良なんて、ここの事務所には拓海ぐらいしかいないし…」

拓海「おい!?ヘンな風評被害まき散らすな!夏樹ぃ!」バーン!

乃々「ひぃ!?」

李衣菜「わっ!?」

夏樹「げっ!拓海!通りかかったのか!!」


13 :名無しさん@おーぷん :2018/09/08(土)03:37:27 :HmT(主)

拓海「乃々!今のアタシはアイドルだからな!安心しろバイクで暴走とか昔の話だからな!!」

乃々「大丈夫です拓海さんのことはわかってます…たくみん☆スマーイルで有名ですので…」

拓海「おうそうだな!たくみんはみんなのアイドルなんだからねっ!って違うだろぉ!!!頼むからそっちの顔で覚えないでくれええええ!!!」ガシィィィィィッ!!!

乃々「ひいいいいい!!!!」ビクーッ

夏樹「へいへい怖がらせてるじゃねーか!プロデューサーにチクってやろっかなー拓海が乃々をいじめたってー」

拓海「テメーいい加減にしろよ!?どこに行くんだ待ちやがれ!!あと乃々!アタシは特攻隊長だが本当に悪いことなんてしてないからな!信じてくれ!!」

夏樹「おう!アイドルたくみんは超☆羅武璃ーだからなー」スタコラ

拓海「なつきいいいいいいいいいい!!てめええええええええええ!!」ドダダダ

乃々「………」

李衣菜「もー、あの2人、いつも喧嘩してる気がする…」

美玲「でも2人ともどこか楽しそうだったけどなッ。喧嘩するほど仲良しだな!」

乃々「はい。2人とも笑顔に見えましたね…やっぱり印象で人を語ってはいけませんでした」

乃々「…そしてこのアクエリアスも。もりくぼにとってはあんまり美味しくない印象だったんですけど」ゴクゴク

乃々「実際口にしてみると、飲みやすくてすっきりしておいしいですね…もしかしたら楽しいみんなと一緒だからかもしれません」


14 :名無しさん@おーぷん :2018/09/08(土)03:37:43 :HmT(主)

乃々「ポカリは飲めなかったですけど、もりくぼは大満足です」

乃々「ポカリにもアクエリも、どっちにも良さがありますね。敬遠しちゃダメでした」

乃々「例え最初の印象が悪くても、ふとした拍子にいいところが見つかる…アクエリも、人の印象も同じです」

乃々「きっと今日は、天の神様はそれをもりくぼに教えたかったのですね…」


15 :名無しさん@おーぷん :2018/09/08(土)03:38:04 :HmT(主)

乃々「…とはいえ、もりくぼも流石に学習したので」

乃々「机の下に小型冷蔵庫を導入してみました…これでいつでもポカリもアクエリも飲み放題…」

ウィィィィィィン

乃々「…」

乃々「…排熱で、暑いんですけど…!!」

凛「あ、乃々。ポカリ…」

乃々「自分のがあるのでいいです」


おわり


16 :名無しさん@おーぷん :2018/09/08(土)03:39:05 :HmT(主)

脱水には気を付けよう


おーぷん2chに投稿されたスレッドの紹介です
【おーぷん2ch】森久保乃々「ポカリ飲みたい…」
http://wktk.open2ch.net/test/read.cgi/aimasu/1536345070/