1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 13:53:02.89 :Gl5agvUF0

765事務所



春香「ふー、今日もお疲れ様だね雪歩ー」

雪歩「ううん、春香ちゃんこそー」


2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 13:53:52.43 :Gl5agvUF0

春香「雪歩は明後日の休み、何か予定あるの?」

雪歩「うーん、特にはないかな…。家でのんびりする予定。春香ちゃんは?」

春香「あ、私も特にないけど。私も家でゆっくり過ごすつもり」


3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 13:54:30.12 :Gl5agvUF0

雪歩「たまには、のんびりしてリフレッシュしなきゃねー」

春香「うん、そうだね。息抜きって必要だよね」

春香「…さーて、そろそろ帰ろうかな」

雪歩「あ、春香ちゃんも?じゃ、私も」


4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 13:55:35.70 :Gl5agvUF0

春香「こーやって、雪歩ともっとダラダラおしゃべりしてたいんだけどねー」

雪歩「あー、仕事終わりにこうやってダラダラするのっていいよねー」

春香「けどあんまりのんびりしてると遅くなっちゃうからさー」

雪歩「だよねー。春香ちゃんちって遠いからね」


5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 13:56:09.80 :Gl5agvUF0

春香「もー、雪歩とお喋りが楽しすぎて腰が重くってさー」

雪歩「あー、私もそうだよ。帰るの面倒になったりね」

春香「まあでも、えいっと気合い入れて帰ろっか。よいしょっ」

雪歩「あー、じゃ、私も帰ろっか」


6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 13:57:28.78 :Gl5agvUF0

翌日



雪歩「フン、フン…」


「…じゃあ、明日の休み一緒にね」

「うん、待ち合わせは10時くらいでいい?悪いわね春香」


7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 13:58:08.08 :Gl5agvUF0

雪歩「…」


「うん。じゃとりあえず10時で。丁度ヒマだし」

「じゃ、お願いね」


8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 14:01:24.96 :Gl5agvUF0

ガチャ

雪歩「…おはよー」

春香「あ、おはよー、雪歩」

伊織「あらおはよう雪歩」


9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 14:02:03.65 :Gl5agvUF0

雪歩「さーって、お茶でも入れよっかなー」

春香「ちなみにどこで買うの?」

伊織「川田屋がいいって聞いたんだけど」


雪歩「フン、フン…」

春香「あー、あそこ有名だもんね。いいかも」

伊織「でしょ?春香は行った事あるの?」


10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 14:03:01.60 :Gl5agvUF0

雪歩「…」カチャカチャ…

春香「うん。前1回だけね」

伊織「なら、安心ね。明日宜しく頼むわよ」


雪歩「お待たせ、お茶がはいったよ」

春香「あー、雪歩ありがとう」

伊織「いつも悪いわね」


雪歩「ううん、私が好きでいれてるんだから。気にしないで」

春香「ありがとね、雪歩」

伊織「頂くわ」


11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 14:04:27.10 :Gl5agvUF0

雪歩「ズズ…。ふぅ…」

春香「ズズ…。…うん、おいしい。あ、そんでさ。ついでに楽器屋も行かない?」

伊織「楽器屋?ああ、近くにあったっけ。いいわよ」ズズ…


雪歩「…」ズズ…

春香「新曲のCDとか、ちょっと見たくてさ」

伊織「いいわね。私もトレーニング用の譜面買おうかしら」


雪歩「ふぅ」

春香「そんで、さ…」

伊織「え、ええ…」


12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 14:04:54.99 :Gl5agvUF0

雪歩「…」ズズ…

春香「…」

伊織「…」


雪歩「ふぅ」

春香「…」

伊織「…」


13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 14:05:42.79 :Gl5agvUF0

雪歩「ん?どうしたの?春香ちゃんに伊織ちゃん」

春香「い、いや、ちょっとね…」

伊織「え、ええ」


雪歩「私の顔に、何かついてる?」

春香「い、いや何かさ」

伊織「う、うん」


春香「雪歩、何か怒ってない…?」

雪歩「え…?」


14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 14:06:50.22 :Gl5agvUF0

雪歩「どうして?」

春香「な、何ていうのか雰囲気がさ」

伊織「そうね。何かケンがあるっていうか…」


雪歩「やだなー、春香ちゃんに伊織ちゃん、何も怒ってなんかないよー」

春香「そ、そうだよね、思い過ごしだよね…」

伊織「やだ、私ったら何勘違いしてたのかしら」


雪歩「だから、私のことは気にしないで?」

春香「うん、ごめんね、変なこと言って」

伊織「そうよね、気のせいよね…」


15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 14:07:32.46 :Gl5agvUF0

雪歩「…」ズズ…

春香「…」

伊織「…」


雪歩「ふぅ」

春香「やっぱ怒ってるよねぇ?」

伊織「ごめんなさい雪歩、何かしたかしら、けどそういう怒り方はやめた方がいいと思うの」


16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 14:08:59.16 :Gl5agvUF0

雪歩「もう、本当に何のこと?」

雪歩「私、全然怒ってなんかないよ?」

伊織「…これはあれよ。自分の中の怒りに気付かないタイプよ」

春香「何てやっかいな…」


17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 14:10:37.01 :Gl5agvUF0

雪歩「…」ペラ…


伊織「雪歩、雑誌読み始めたけど…何か雰囲気が」

春香「完っ全に、怒ってるよねあれ…」


18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 14:11:44.25 :Gl5agvUF0

雪歩「…」


伊織「ちょっと春香、あんた何かしたんじゃないの?」

春香「え、わ、私が?」

伊織「だって、いつも仲良くお喋りしてるんでしょ?帰りとか」

春香「う、うんそうだけど…」


19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 14:12:24.27 :Gl5agvUF0

雪歩「…」


伊織「それで、何か地雷踏んじゃったとか。あんたの事だから」

春香「え、い、いや心当たりが全然…」

伊織「ほら、責任もって謝りなさいよ雪歩に」

春香「あ、謝るったって…。一体何を謝れば…」


20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 14:13:19.53 :Gl5agvUF0

雪歩「…」


伊織「あんな、静かな般若みたいなのと一緒の空間に居れないわよ」

春香「い、いやだって心当たりが何も…」

伊織「いいから。とにかく何でも謝るのよ」

春香「うん、それじゃあ…」


21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 14:15:24.75 :Gl5agvUF0

春香「…あ、あの、雪歩。ごめんね?もし私が何かしたならだけど」

春香「雪歩と私って、ほら、仲いいじゃない?」

春香「だから、そういう態度取られると辛いっていうか…」

雪歩「…」


22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 14:16:02.46 :Gl5agvUF0

春香「雪歩と楽しくおしゃべりできなくなるのって、寂しいな…」

雪歩「…」


伊織「お?いいじゃない春香、何だか雰囲気が柔らいできたわよ?」


23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 14:16:39.49 :Gl5agvUF0

春香「私、ほんとに楽しいんだよ?いつも雪歩とお喋りするの…」

雪歩「…」


伊織「いいわよいいわよ春香!雪歩、何だか鼻歌でも歌いだしそうな雰囲気よ?」


24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 14:17:41.22 :Gl5agvUF0

春香「だからさ、感謝の印に、明日伊織と一緒に買い物行った時にさ」

春香「ついでに雪歩に何かお菓子でも買っ…て…」

雪歩「…」


伊織「ああっ、な、何やってるのよ春香!一瞬、雪歩の背後に鬼が浮かんで見えたわよ!?」


25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 14:19:34.98 :Gl5agvUF0

雪歩「…」


伊織「ちょっと、何をやってるのよ春香!」

春香「そ、そんな事言われたって」

伊織「何だかさっきより雰囲気が険しくなったじゃない」

春香「う、うん、けど、一瞬機嫌はよくなったよね?」

伊織「…うーん、春香の言った事に何かヒントが…あっ、そうよ、これよ!こう言いなさい春香」


26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 14:20:36.91 :Gl5agvUF0

春香「…雪歩。さっきはごめん。私、雪歩の気持ち考えてなくて」

雪歩「…」


伊織「おっ、いいわよ春香、雰囲気が良くなったわよ?」


27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 14:22:11.02 :Gl5agvUF0

春香「こんな仲良しなのに、雪歩の事わかってないなんて、私、最低だよね…?」

雪歩「…」


伊織「その調子よ春香!雪歩から何かいい雰囲気のオーラが出てるわよ?」


28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 14:22:56.56 :Gl5agvUF0

春香「だから、明日伊織と出かけた時に買うお菓子」

春香「お茶に合う、和菓子の…ほう…が…」

雪歩「…」


伊織「あ、ああっ!ちょ、ちょっとストップ!鬼が増えたわ!三体に!」


29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 14:24:06.26 :Gl5agvUF0

雪歩「…」


伊織「ちょっともう、何をやってるのよ春香!」

春香「で、でも伊織が言えっていったんでしょ?」

春香「…うーん、けどどうなんだろう?何か、伊織と出かける話をするたびに」

春香「雪歩、機嫌が悪くなるような…?」

伊織「うーん…?あ、そうよ、それよ!それじゃこうよ!」


30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 14:26:12.59 :Gl5agvUF0

春香「…雪歩。ほんっとーに、ごめん。雪歩が何に怒ってるか、わかったよ…」

雪歩「…」


伊織「さあ春香、今度はバッチリよ!」


31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 14:27:06.12 :Gl5agvUF0

春香「伊織と一緒に出かけるってのがダメなんだね?だから、それはやめて」

雪歩「…」


伊織「そうそう、その調子よ春香!今、一瞬天使が見えたわ、いけるわよ!」


32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 14:27:38.37 :Gl5agvUF0

春香「今度、千早ちゃんとでも出かけた時に何か買っ…」

雪歩「…」


伊織「す、ストッープ!今までにないタイプの鬼が浮かんだわ、ヤバいやつよ!」


33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 14:28:47.70 :Gl5agvUF0

雪歩「…」


伊織「ちょっと春香、いいかげんにしなさいよあんたってば本当にもう!」

春香「だ、だってさ、どうしたらいいのさ本当に?」

春香「伊織と出かけるのを嫌がってるわけでもないみたいだし」


伊織「うーん、そうね…。じゃあ個別に試してみましょう」

春香「個別?」

伊織「そう。誰と出かけるのが良くて誰が悪いのか」

伊織「雪歩の反応を伺うのよ!」


34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 14:29:45.53 :Gl5agvUF0

春香「え、えーとそれじゃやよいと一緒に…」

雪歩「…」


伊織「あー、もーダメね。出てる出てる。鬼出てるわ」


春香「…は、やめて」

雪歩「…」


伊織「あ、引っ込んだ」


35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 14:31:52.36 :Gl5agvUF0

春香「それじゃと真と一緒に…」

雪歩「…」


伊織「あー、全然ダメね。また出たわよ鬼」


春香「…も、やめて」

雪歩「…」


伊織「あ、また引っ込んだ」


36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 14:32:38.07 :Gl5agvUF0

春香「それじゃ亜美と真美…はやめて、あずささん…もやめて、小鳥さん…もやめて…」

雪歩「…」


伊織「出たり引っ込んだり忙しい鬼ね」

伊織「だんだん顔に疲労がにじみ始めたわ」


37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 14:34:02.18 :Gl5agvUF0

春香「も、もう全員言ったよね?」

雪歩「…」


伊織「ええ、けど鬼が必死の形相しながら…」

伊織「何か自分を指さしてアピールしてるけど」


38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 14:35:34.29 :Gl5agvUF0

春香「…もしかして」

伊織「ええ、意外中の意外だけど」


春香「…雪歩?」

雪歩「…」


伊織「あー、わかりやすい、わかりやすいわ」

伊織「教会の天井の絵みたいなのが浮かんでるわ。鬼も笑顔で拍手してるし」


39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 14:36:15.26 :Gl5agvUF0

春香「もしかして、私と伊織が明日出かけるって話ししてたから…」

伊織「それで、スネちゃってたわけ?」

雪歩「…」


春香「…あの、雪歩」

伊織「アンタも、最初っから一緒に誘うつもりだったんだけど?」

雪歩「…え?」


40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 14:37:02.87 :Gl5agvUF0

春香「伊織が明日の休み、欲しい物があるから」

春香「雪歩も休みだし、一緒に誘って…」

春香「みんなで出かけようかって、雪歩が来る前に話ししてたんだよね?」

伊織「ええ、そうよ」

雪歩「な、なんだぁー…」


41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 14:37:52.21 :Gl5agvUF0

雪歩「だって、春香ちゃん私明日お休みだって知ってるのに」

雪歩「伊織ちゃんと二人だけで出かけるのかと思っちゃった」

雪歩「じゃ、明日?明日だよね?何着てこっかなー、フンフン…」

春香「急に、上機嫌に…周りにラッパを吹く天使が見えるよ」

伊織「さっきまでの地獄のような光景が嘘みたいね」


42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 14:38:46.98 :Gl5agvUF0

雪歩「…そうだよね。春香ちゃんなら必ず誘ってくれるもんね」

雪歩「勘違いして損しちゃった。ごめんね?二人とも」

雪歩「それじゃ、明日のお休み楽しみだねー…って」


43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/27(土) 14:39:23.52 :Gl5agvUF0

春香「…」

伊織「…」

雪歩「あ、あれ?二人とも、何か怒ってない…?」


おわり


SS速報VIPに投稿されたスレッドの紹介です
【SS速報VIP】春香「雪歩、何か怒ってない…?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1517028782/