1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/03(金) 10:12:37.09 :WS0ORYQwo

真美「というわけで何か食べ物買ってくるよ!」

亜美「あいよ、よろしく!」

真美「亜美は何が食べたい?」

亜美「ん~甘いものかな?」

真美「オーケーオーケー、というわけで、はい!」サッ

亜美「……なに?この手は?」

真美「んもう亜美!さっしが悪いYO?お金だよお金!」

亜美「え?」

真美「実は財布を家に忘れてきてね……だから亜美、お金貸してちょ!」

亜美「………」

真美「……亜美?」

亜美「……亜美も…家に財布忘れてきたんだけど……」

真美「………」グ~

亜美「………」グ~


2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/03(金) 10:13:27.95 :WS0ORYQwo

真美「双子だからってさ……」

亜美「うん……」

真美「忘れ物まで同じじゃなくてもいいんじゃない?」

亜美「好きで忘れたわけじゃないんだけど……」

真美「うん、そうだよね……ゴメン」

亜美「いや、別にいいけど……」

真美「………」グ~

亜美「………」グ~


3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/03(金) 10:14:09.96 :WS0ORYQwo

真美「そもそもさ……」

亜美「うん……」

真美「なんで財布忘れちゃったんだろ……」

亜美「……朝、りっちゃんが家まで迎えに来てくれたときにさ」

真美「うん……」

亜美「真美が寝坊しててバタバタしてたからじゃない?」

真美「……亜美も一緒に寝坊してバタバタしてたよね?」

亜美「………」グ~

真美「………」グ~


4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/03(金) 10:15:04.88 :WS0ORYQwo

亜美「……どうする?」

真美「……なにが?」

亜美「このまま事務所にいてもしょうがないしさ……」

真美「うん、誰もいないしなにもすることがないもんね」

亜美「お腹もすいたし、家に帰る?」

真美「どうやって?お金がないから電車もバスも使えないよね?」

亜美「………歩いて?」

真美「………」グゥ~

亜美「………」グゥ~


5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/03(金) 10:15:39.64 :WS0ORYQwo

真美「実を言うとさ……」

亜美「うん……」

真美「今日忙しくて、お昼食べ損ねたんだよね……」

亜美「キグウだね……亜美もだよ……」

真美「………」グゥ~

亜美「………」グゥ~

真美「……あっ」

亜美「ん?」

真美「ここって事務所なんだしさ」

亜美「うん」

真美「カップめんとかお菓子とかがあるんじゃない?」

亜美「!!?」


6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/03(金) 10:16:19.80 :WS0ORYQwo

真美「いやっほ~~~い!!」

亜美「おっ菓子!おっかっし!!」

真美「よし!亜美隊員は冷蔵庫を調べるんだ!」

亜美「ラジャ→!」

真美「真美は戸棚をスミズミまで調査するYO!」

亜美「あいよ!」



真美「亜美~!こっちの調査は終わったよ!そっちは?」

亜美「こっちもオッケー!」


7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/03(金) 10:17:06.61 :WS0ORYQwo

真美「そっちは何かめぼしいものはあった?」

亜美「え~っとね……」ゴソゴソ

真美「うんうん!」ワクワク

亜美「脱臭剤と」

真美「うんう……ん?」

亜美「チューブのワサビとカラシとにんにくおろし、以上でちた」

真美「………」

亜美「ちなみにどれも賞味期限は切れてたね……」


8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/03(金) 10:18:00.24 :WS0ORYQwo

真美「……飲み物類は?」

亜美「ジュースはおろかお茶すらなかったよ……」

真美「………」

亜美「………」

真美「そう…なんだ……」

亜美「……真美の方は?」

真美「………サラダ油」

亜美「………」

真美「あと、ごま油、オリーブオイル、ヒマワリ油、菜種油、ラー油にココナッツオイル、だったよ」

亜美「………」

真美「………」


9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/03(金) 10:19:11.35 :WS0ORYQwo

亜美「なんかさ……」

真美「うん……」

亜美「食べられないものだけ上手に残ってるね……」

真美「だね……」

亜美「………」

真美「無駄にさ……」

亜美「うん……」

真美「油の種類が豊富なのがムカつくんだけど……」

亜美「それは思った……」

真美「………」グゥゥ~

亜美「………」グゥゥ~


10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/03(金) 10:19:41.91 :WS0ORYQwo

真美「こうなったら最後の手段だよ……」

亜美「うん?」

真美「……聞きたい?」

亜美「まあ……うん」

真美「……そんなに聞きたい?」

亜美「………うん」

真美「………」グゥゥ~

亜美「………」グゥゥ~

真美「………どうしても聞きた」

亜美「お腹がすきすぎてイライラしてきたからさっさと言ってくんない?」

真美「ごめんなさい」


11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/03(金) 10:20:20.77 :WS0ORYQwo

真美「この事務所に……」

亜美「うん」

真美「次、来た人に……お金を借りよう」

亜美「………」

真美「………」

亜美「まあそれしかないだろうね……」

真美「よし、祈ろう……」

亜美「なにを?」

真美「早く人が来てくれることを、だよ」

亜美「なるほど」


12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/03(金) 10:21:08.68 :WS0ORYQwo

真美「ん~………」グゥゥ~

亜美「こいこい………」グゥゥ~


<ガチャ


真美「っ!」

亜美「!?」


やよい「たっだいま戻りました~!」


13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/03(金) 10:21:40.81 :WS0ORYQwo

真美「………」

亜美「………」

やよい「あれ?亜美と真美の2人だけ?」キョロキョロ

真美「……うん…」

亜美「そうだよ……」

やよい「……どうしたの2人とも?なんだかシブい顔してるけど?」

真美「……別に」

亜美「……いつもどおりの顔だよ」

やよい「ん~?」


14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/03(金) 10:22:17.32 :WS0ORYQwo

やよい「~♪~~♪」

真美(……どうする?)

亜美(……なにが?)

真美(借りる?お金を?)

亜美(………)

真美(やよいっちから?)

亜美(………)

やよい「えへへ~」


15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/03(金) 10:23:01.06 :WS0ORYQwo

真美「やよいっち……今日はなんだかご機嫌だね」

やよい「え?そ、そうかな?」

亜美「うん……なにかあったの?」

やよい「じ、実はね……」

真美「うんうん」

やよい「今日もやし祭りをやるんだけど」

亜美「ほうほう」

やよい「そのもやし祭りに、なんと!」

真美「………」

亜美「………」

やよい「トリ肉を入れるの!」

真美「………」ブワッ

亜美「………」ブワッ


16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/03(金) 10:23:52.16 :WS0ORYQwo

やよい「えへへ~だから今日は買い物のお金も少し多めにもってて……ってどうしたの2人とも?泣きそうな顔して?」

真美「べつ……に何でもないよ……」グスッ

亜美「いつもどおりの……顔だかんね!」グスッ

やよい「ん~?」

真美「ほ、ほら!真美たちのことはいいから!」

亜美「そうそう!早く家族のところに戻ってあげなよ!」

やよい「え?う、うん……それじゃあ、2人ともまた明日ね」


<バタン


真美「………」

亜美「………」

真美「………」グゥゥゥ~

亜美「………」グゥゥゥ~


17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/03(金) 10:24:32.56 :WS0ORYQwo

真美「さすがに……やよいっちからは、無理」

亜美「飢えてもさ……超えちゃいけないラインってあるんだよね」

真美「でも……次は、次こそは……」

亜美「誰であろうと……お金を奪う……」

真美「………」

亜美「………」

真美「……奪うじゃなくて、借りる……ね」

亜美「……ゴメン、問題発言…ゴメン」


18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/03(金) 10:25:07.68 :WS0ORYQwo

真美「そもそもさ……」

亜美「うん?」

真美「事務所に備蓄食料がないって……おかしいよね?事務員さんなにやってんの?だよね?」

亜美「……確かに」

真美「これはあきらかにピヨちゃんのタイマンだよね?許せないよね?」

亜美「タイマン?ケンカするの?」

真美「……場合によっては……」

亜美「………」グゥゥゥ~

真美「………」グゥゥゥ~


19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/03(金) 10:26:07.08 :WS0ORYQwo

亜美「そのときは……」

真美「うん……」

亜美「加勢するよ……」


<ガチャ


響「ただいま~」


真美「ひびきん!」

響「お~お疲れ~、人が居てくれて良かったぞ」

亜美「ひびきん……いや響さん!お疲れさまです!」

響「ひ、響さん?なにそれ気持ち悪いなあ……あっまたなんか企んでるだろ?」


20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/03(金) 10:26:39.23 :WS0ORYQwo

真美「そんなことないYO!人生のセンパイをうやまうのは当然のことだよ!」

亜美「そうそう!あっパイセンなんか飲みます?ラー油とかありますよ?」

響「明らかに飲み物じゃないものを勧めるなよ……」

真美「んふふ~」

亜美「ふへへ~」

響「なんか不気味だけど……まあいいや、二人に頼みたいことがあるんだけど……」

真美「はい!なんでしょうか?」

亜美「なんなりとお申し付けを!」


21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/03(金) 10:27:33.93 :WS0ORYQwo

響「うん、実は……」

真美「………」

亜美「………」

響「お金貸してくれない?財布を家に忘れちゃって……」

真美「黙れ小娘!!」

亜美「返せ!ラー油返せ!!」

響「………」


22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/03(金) 10:28:30.33 :WS0ORYQwo

響「あ~なんだ……二人も財布を忘れちゃったのか……」

真美「う、うぅ……ひもじいよ~」

亜美「お腹すいたよ~」

響「まあご愁傷様……」

真美「ねえひびき~ん」

響「ん?」

亜美「ブタ太やコケ麿って今いないの~?」

響「………居たとしたらどうするつもりだ?」

真美「………」グゥゥゥ~

亜美「………」グゥゥゥ~

響「………」


23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/03(金) 10:29:12.83 :WS0ORYQwo

真美「ひびきん帰っちゃったね……」

亜美「あんなに急いで帰らなくてもいいのにね……」

真美「………」グゥゥゥゥ~

亜美「………」グゥゥゥゥ~

真美「お腹……すいたね……」

亜美「うん………」

真美「………」グゥゥゥゥ~

亜美「………」グゥゥゥゥ~

真美「……はぁ……」

亜美「………」バタン

真美「……亜美?」


24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/03(金) 10:29:53.87 :WS0ORYQwo

亜美「………」

真美「亜美?どしたの急に寝転がって?……眠いの?」

亜美「………」

真美「ねえ……亜美ってば……」

亜美「………」

真美「起きてよ……起きてってば亜美!」

亜美「………」


25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/03(金) 10:30:53.39 :WS0ORYQwo

亜美「……ごめ……んね真美……」

真美「亜美!」

亜美「……亜美は……ここまで……みたい……」

真美「そ、そんな!」

亜美「みんなに……よろしくって……いっといてね……」

真美「やめ……てよ………そんなこというの止めてよ!」

亜美「………うぅ……」

真美「約束……約束したじゃん!生まれるときも死ぬときも一緒だって約束したじゃん!」

亜美「え……と……記憶にないんだけど……なんだか…ゴメン……」


26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/03(金) 10:31:38.48 :WS0ORYQwo

真美「亜美……寝たらダメだよ、亜美ぃ」

亜美「あぁ……最期に……」

真美「亜美!!」

亜美「最期に……甘いものを……たらふく食べた……かった……ガクリ」

真美「あ、ああ亜美ぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!うわあああああああん!!」


<ガチャ


小鳥「ただいま戻りましたー」


27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/03(金) 10:32:22.04 :WS0ORYQwo

真美「ぴ、ピヨちゃん!」

小鳥「あら真美ちゃん?声が外まで聞こえてたわよ?亜美ちゃんとお芝居の練習でもしてたのかしら?」

真美「亜美が……亜美がぁ……」

小鳥「うん?亜美ちゃんがどうかしたの?」

真美「亜美が……天に召されちゃったよぉ……」

亜美「………」グゥゥゥゥ~

小鳥「亜美ちゃんのお腹から音が聞こえるんだけど?」

真美「幻聴だよぉ……」グゥゥゥゥ~


28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/03(金) 10:33:33.41 :WS0ORYQwo

小鳥「二人共、もしかしなくてもお腹が空いてる?」

真美「うん……」グゥゥゥゥ~

亜美「………」グゥゥゥゥ~

小鳥「ならちょうど良かったわ、よいしょっと」ドサ

真美「え?」

小鳥「買い置きしていた食料が無くなったから、いま買ってきたの」

真美「………」

亜美「………」


29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/03(金) 10:34:15.50 :WS0ORYQwo

真美「もぐもぐもぐ」ガツガツ

亜美「はむはむはむ」ガツガツ

小鳥「二人共よっぽどお腹がすいていたのね」

真美「ふふんもふんふ」ガツガツ

亜美「むぐむぐほふはふ」ガツガツ

小鳥「うん、二人共口の中の物を飲み込んでから喋りましょうか」


30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/03(金) 10:35:04.93 :WS0ORYQwo

真美「いや~助かった~」プハー

亜美「ほんと生き返ったよ~あんがとピヨちゃん」フィー

小鳥「ふふ、どういたしまして」

真美「食べれるって素晴らしいことだったんだね!」

亜美「亜美、今日の食事を一生忘れないよ!」

小鳥「あ、あはは」


<ガチャ


響「お~、二人共生きてるか~?」

やよい「亜美~真美~大丈夫?」


31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/03(金) 10:35:41.38 :WS0ORYQwo

真美「およ?ひびきんにやよいっち?」

亜美「2人とも帰ったんじゃなかったの?」

響「帰ったぞ、それからまた来たんだ」

やよい「うん」

真美「また来たって、なんでそんなメンドイことを?」

亜美「暇なの?」

響「違う!ほらこれ!」ドサ

真美「これって?」

亜美「おお!惣菜やらお菓子がいっぱい!」


32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/03(金) 10:36:32.38 :WS0ORYQwo

真美「もしかして……」

亜美「亜美たちのために買ってきてくれたの?」

響「ふん!……まあ、もう必要無さそうだけどな……」

真美「そんなことないYO!」

亜美「ありがとうひびきん!」

響「ふ、ふん!二人をあのままほっとくと自分の家族が危険だと思っただけだぞ」

小鳥「響ちゃんったら……」

やよい「ふふ……」


33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/03(金) 10:37:23.81 :WS0ORYQwo

真美「もしかしてやよいっちも?」

やよい「う、うん。2人とも元気がなかったから……」

亜美「やよいっち……」

やよい「余り物でわるいけど……もやし祭りのおすそ分け」サッ

真美「………」ジーン

亜美「………」ジーン

真美「2人とも大好き!」ダキッ

響「うわ!きゅ急に抱きつくな!」

やよい「わわわ」

亜美「ついでにピヨちゃんも!」ダキッ

小鳥「ふふ、ありがとう」


34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/03(金) 10:38:17.90 :WS0ORYQwo

真美「よし!亜美、これ全部食べつくすよ!」

亜美「オッケー!」

響「全部って……結構な量だぞ?」

やよい「む、無理しない方が……」

小鳥「残った分は、今度食べてもいいのよ?」

真美「大丈夫大丈夫!」

亜美「それじゃあ!」


真美亜美「いっただっきま~~す!!」




その晩、2人は晩ご飯が食べれずお母さんに怒られましたとさ




おわり


35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/03(金) 10:40:05.75 :WS0ORYQwo

終わりです
ありがとうございました


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【SS速報VIP】真美「亜美~お腹すいたー!」亜美「そうだね!」
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