1:2013/07/25(木) 23:01:41.64 :DJ+ErHzDO

ガチャ 


P「戻りましたー……、?」 

奈緒「わ、と」ポスン 

P「おっと。ごめんよ奈緒。平気か?」 

奈緒「…おお、Pさん…うん。こっちこそ、ぶつかっちゃってごめんな」 

P「おう」 

まゆ「!」 

まゆ「……、きゃー」 

P「おっと」ポスン 

まゆ「うふふ、ごめんなさいPさん。ぶつかっちゃいました」テヘ 

P「いいよ。というかごめんな。俺がぼーっと立ってるから…」 

まゆ「いいんですよぉ。まゆの方からぶつかっちゃいましたから♪」フフ… 

奈緒(どう見ても故意犯だぞー) 


2:2013/07/25(木) 23:09:14.27 :DJ+ErHzDO

まゆ「♪」スリスリ 

P「…」ハハ… 

P「急いでいるように見えたけど、大丈夫か?」 

まゆ「はい」 

奈緒「はいじゃないだろ」ペチ 

まゆ「あう」 

奈緒「スケジュール表にミスがあったみたいでさ。ちょっと焦ってる感じ」グイー 

まゆ「あぁん、あともう少しだけ…」ギュー 

奈緒「仕事に間に合わなくなっても知らねぇぞー」ググー 

P「…」ハハ… 


3:2013/07/25(木) 23:14:39.99 :DJ+ErHzDO

P「ごめんな。それってたぶん、俺のミスだよなあ…」 

奈緒「ん、どうだろ…。朝見たときは、そんなことなかったはずなんだけどなぁ…。だれかがボードにぶつかって、消しちゃったとか」 

まゆ「うふふ。まゆは全然気にしていないですからねぇ」ニコニコ 

P「…うん、ありがとな」ナデナデ 

まゆ「あっ…いいえ。全然いいですよぉ…♪」 

奈緒「…」グイー 

まゆ「あんっ。もう、奈緒ちゃんのいじわる」 

奈緒「はいはい」 

P「…」クス 


4:2013/07/25(木) 23:22:38.91 :DJ+ErHzDO

P「送って行こうか」 

奈緒「いや…ちひろさんが、下にタクシー呼んでくれてるからさ」 

奈緒「Pさんは気にせず、自分の仕事してくれよ。また社長に怒られちまうぞ」 

P「う、…り、了解です…」 

奈緒「ん」 

P「おう」 


5:2013/07/25(木) 23:28:02.25 :DJ+ErHzDO

奈緒「じゃ、行って来る」 

まゆ「頑張って来ますから、きっと待っててくださいねぇ♪」 

P「うん」 

P「…あ、あと、もらい物なんだけど…」ガサ 

P「ちょっとお高いプリン。冷蔵庫に入れとくからさ。あとで一緒に食べよう」 

まゆ「! はぁい。是非ご一緒に♪」ニコニコ 

奈緒「お高いて」 

P「お高いです」ハイ 

奈緒「…はは」 

奈緒「おう。じゃあ…それ楽しみにして頑張るよ。またあとでな」 

まゆ「行って来ますねぇ♪」 

P「うん」 


6:2013/07/25(木) 23:33:58.78 :DJ+ErHzDO

P「…冷蔵庫に入れてっと」ガサ 

P「…八個しかないんだけど、大丈夫かな…。ま、まあ、足りない子は、べつにご飯にでも連れてこう…」ウン 

P「よし。じゃー…コーヒーでも淹れてから、仕事に戻るかー…」 



のあ「コーヒーを淹れるの」 

P「」ビクッ 

のあ「…? どうかしたかしら」 

P「……い、いえ。な、なんでもないんですけど…」 

真尋「わっ!」 

P「ヒィッ」ビクビクゥ 

真尋「あっはは。Pさんってば反応いいなー。驚かせがいがあるね!」 

P「…」ハア… 

P「……心臓が止まるかと…。や、やめてくれよ、二人とも…」 

のあ「?? ……声をかけただけよ」 

真尋「のあさん、声のかけ方もいろいろですよっ」 

のあ「ほう」 

P(分かってるならやめてくれよ) 


7:2013/07/25(木) 23:39:34.85 :DJ+ErHzDO

のあ「…それで…」 

P「はい」 

のあ「コーヒーを淹れるのね?」 

P「…淹れますね」 

真尋「淹れるんだ」 

P「淹れるんだ」ウン 

のあ「淹れましょう」 

P「淹れましょう」 

真尋「淹れましょっか!」 

P「なにこれ」 


8:2013/07/25(木) 23:44:32.38 :DJ+ErHzDO

カチャ… 


のあ「…はい」 

P「…」 

P(あ、のあさんが淹れてくれるって、そういう話でしたか) 

P「…あの、ありがとうございます」 

のあ「…ふっ」 

のあ「…お礼は…おかしいわ。なにも特別なことではないから」 

P「…」 

P「はい。分かりました。じゃあ…頂きます」 

のあ「頂きなさい」 

真尋「頂きます!」パコンッ 

P「待てこら」 


9:2013/07/25(木) 23:47:10.63 :DJ+ErHzDO

P「えっと」 

P「俺、真尋にプリンのこと…言った覚えないんだけど…」 

真尋「くんくんです!」 

P「なんて?」 

真尋「へへ、おいしそうな匂いがしたから! 食べちゃダメかな?」 

P「…いや、べつにいいけど…」 

真尋「えへへ。やったぁ! いただきまーすっ」パクー 

のあ「…」パクパク 

P「……」ハハ… 


10:2013/07/25(木) 23:55:08.25 :DJ+ErHzDO

P「二人はレッスンから帰って来たところだっけ」 

真尋「あ、…ひょれにゃんでふけろ」モグモグ 

のあ「真尋…きちんと飲み込んでから、喋りなさい」 

真尋「ふあい」モグモグ… 

P(のあ母さんか) 

真尋「ごくんっ」 

真尋「えと、スケジュールが昨日確認したのとずれちゃってるみたいで」 

P「…ああ、そっか。真尋たちもか。ごめんよ」 

真尋「ううんっ。Pさんの失敗か分かんないし! だとしても、いつもお世話になってるし、気にしない!」ニパッ 

P「そっか」 

のあ「…」コク 

のあ「…誰にでも…過ちはあるわ」 

P(…、のあさんが失敗するところは、ちょっと想像できないですけどね…)ハハ… 


11:2013/07/25(木) 23:58:40.83 :DJ+ErHzDO

真尋「だからレッスンはこれから」 

P「なるほど」 

P「…、えっと…のんびりしている時間はあるのか?」 

真尋「もぐもぐ」 

のあ「…」フフ 

のあ「誰にでも過ちはあるわ」 

P「……、そうですね」 

のあ「…そう」フッ 

P(あ、なんだか嬉しそうだ…) 


12:2013/07/26(金) 00:06:21.71 :dYMpmK1DO

のあ「冗談よ」 

P(なにがですか?) 

のあ「…この選択は、過ちにはならない…。私がしたくてしたことだから」 

P「……」 

真尋「そうそう! プリンおいしかったし!」ムフー 

P「お前はプリンが食いたかっただけだろ」 

真尋「えへへっ」 

のあ「…ふふ」 

P「……はは…」 


13:2013/07/26(金) 00:10:43.16 :dYMpmK1DO

のあ「では…行って来るわ」 

真尋「行って来るね、Pさん!」ブンブン 

P「おう。…頑張って。またあとでな」 

真尋「うんっ」 

のあ「ええ」 


14:2013/07/26(金) 00:14:55.39 :dYMpmK1DO

パタン 



P「…みんな、スケジュールがずれちゃってるのか。そりゃ慌ただしくなっちゃうよなぁ…」ハア 

P「…他にも、影響を受けて困ってる子がいなければいいんだけど…」 


ガチャ 

バタバタッ ドタンッ 


比奈「にゃう! …とと…、…はふ。や、やっと着いたッス…」ハア… 

P「…、お、おう。見るからに急いでるな…大丈夫か?」 

比奈「? あープロデューサー。お、お疲れさまでスー」 

乃々「…も…む……りぃ…なんですけど…」ゼェ… 

P「お、お疲れ」 

乃々「…」ハア… 

乃々「お、お疲れという言葉で、疲れが取れるなら…世話…ないんですけど…」ハア… 

P「……、…ごめんなさい…」シンラツダネ… 


15:2013/07/26(金) 00:22:10.75 :dYMpmK1DO

P「ふ、二人も…スケジュールがずれたせいで急いでいるのか?」 

比奈「へ? …ああ、それはべつに、私たちはなんともなかったんでスけど」 

P「そっか」ホッ 

比奈「その、送っておきたい原稿のデータを事務所に置いて来ちゃって…現場から慌てて戻って来たところなんでス」エッヘヘ… 

P「なにそれ働け」ギリギリ 

乃々「ちょ、なんでわた……ギブ、ギブなんですけどぉ…?」パシパシ 

P「お前まで戻って来ることはなかったんじゃないか?」 

乃々「……、一人で現場に残るとか……命の火が消えますけど…」 

P「乃々は全く儚い系女子だなぁ☆」ギリギリ 

乃々「……ごふ」ムーリィ… 


16:2013/07/26(金) 00:27:29.88 :dYMpmK1DO

比奈「えへへ…し、失礼したッス。無事仕事には間に合いそうでスから、その、ご勘弁を…」 

P「…うん、まあ、俺はべつにいいんだが…」 

P「スタッフさんに失礼のないようにな。乃々をよろしく」 

比奈「了解ッス!」 

乃々「なんか勝手によろしくされたんですけど」 

P「迷惑かけるなよ」 

乃々「……ほどほどにやってみますけど…」 

P「きちっとやってください」 

乃々「頑張るとか…むーりぃ…」 


17:2013/07/26(金) 00:31:46.77 :dYMpmK1DO

P「…あ、プリンがあるんだけど…。帰って来てからでいいか」 

比奈「ス。…ふふ、まあなくなってる気しかしないでスけど」ハハ 

P「……悪い。そう思ってくれてると助かる」 

比奈「いえいえ。私より食べ盛りの子がいっぱいでスからねー」ニヘラ 

P「…うん。ありがとう…。でもお前もちゃんとご飯食べろよ…」 

比奈「うぇへへ。全然でス!」 

P(どっちに対して全然でス?) 

比奈「じゃー行って来るッス! 乃々ちゃん、行くッスよー」 

乃々「……もりくぼは現在つながっておりませんけど……」 

P「なんだそれ。というかいつの間に机の下に…。出て来ないと、無理やり引きずり出すぞ」 

乃々「女の子を無理やりとか…。見損なったんですけど…」 

P「はよ行け」ググ… 

乃々「ちょ、ほんとにむーりぃー…!」グググ… 

比奈(…楽しそうでスね…) 


18:2013/07/26(金) 00:38:02.14 :dYMpmK1DO

パタン 



P「…ふぅ」 

P「…そうだ。仕事に戻る前に、スケジュール表を直しておかないと」 

P「…。今さらのような気もするが…ま、まあいいや」ガタ 


ガチャ 


あやめ「おはようございます!」ニンッ 

凛「ございます」 

P「おう。二人とも、おはよう」 

P「…ってことは、二人はまだスケジュールの確認は…してないよな」 

凛「? …うん。昨日確認はしたけど、今朝はまだ」 

P「そっか。じゃあ今日は俺と一緒にしよう」 

あやめ「おおっ。本日はプロデューサー殿が直々に! なんと光栄なっ」 

P(固っ) 

凛「…あやめ、それはちょっと固いんじゃないかな…」 

あやめ「えっ」 

P「凛も大概だけどな」 

凛「あ、うん…。努力します」 

P「うん」 

P(まあ、どう固いかの方向性は全然違うけど…) 

凛「…」カタイカナ…ムニュ… 

P(可愛い…) 


19:2013/07/26(金) 00:44:36.11 :dYMpmK1DO

あやめ「ふふ、凛殿。そのようにぎこちない表情では本日のお芝居の稽古、上手くこなすことはできませんよ」 

凛「…、そ、そうかな」 

あやめ「そうです」コクン 

あやめ「忍びたるもの、笑顔を忘れず」 

P(それはなにか違う気が) 

あやめ「ニンッですよ。ニンッ♪」 

凛「に、にん?」 

P「いや、これはべつに真似しなくてもいいと思う」 

あやめ「あれ?」 


20:2013/07/26(金) 00:51:41.13 :dYMpmK1DO

あやめ「そ、そんな…。しかし今回、わたくしと凛殿はくのいちの姉妹という役柄。今から忍者の心得を念じておいて損はないはずです!」ニーン! 

P「…」 

P「それはそうかもしれないけど…。あやめは参考にならないだろ」 

P(似非とまでは言わないが) 

あやめ「?? そ、それはなぜ…?」 

凛「…あ、うん。それはたしかに。私も思う」ウン 

P「な」 

あやめ「あれー」 


21:2013/07/26(金) 00:57:36.77 :dYMpmK1DO

あやめ「うぐぐ…。お、お二人は難しいことを仰いますね…」ウヌヌヌ… 

P(べつに頭を抱えるほどのことでもないと思うが…) 

あやめ「…? あっ」ピコーン 

あやめ「なるほど! 凛殿が参考にするには、忍びとして格が上のわたくしではまだ早すぎるゆえ! という話ですか!」 

P(ポジティブな子だ) 

凛「…うん。まあそんな感じ」フフ 

あやめ「なるほどです」ウンウン 

あやめ「ふふ、しかしわたくし簡単な忍術にも心得はありますゆえ。どうか遠慮なさらず!」 

凛「うん。ありがと」 

P(二人ともええ子やなあ…) 


22:2013/07/26(金) 01:04:29.03 :dYMpmK1DO

凛「…」 

凛「でも…忍術は、うん。まだ私には早いかな」 

あやめ「そ、そうですか?」 

凛「うん。だから代わりに――」 

凛「…その、私は笑顔が苦手だから…。あやめみたいに、自然に笑うにはどうしたらいいか、教えて欲しいな」 

あやめ「……」 

あやめ「…えへへ。分かりました。凛殿にそう言われては断れませんねー」 

凛「ありがと」 

P(……ええ子らや…)ホロリ 

凛「…。プロデューサー、なんで泣いてるの…」 


23:2013/07/26(金) 01:08:11.24 :dYMpmK1DO

あやめ「あやめの笑顔の秘密はニンッですよ、ニンッ♪」 

凛「…あれ、それはさっきも聞いた気がする…」 

P「…」クス 

P「…。そういえば…あやめたちは、このあとのスケジュールは分かってるだな…。じゃあもう、改めて確認することもないか」 

あやめ「ふふふ、当然です。アイドルになってこの方、あやめはこのようなお仕事を待ち侘びておりましたので!」 

P「…そっか」 

あやめ「昨夜はわくわくして全く眠れませんでした!」ニニーン! 

P「おいこら」 

凛「…」クス 


24:2013/07/26(金) 01:10:49.71 :dYMpmK1DO

あやめ「…」エヘヘ 

あやめ「あやめはこのときのためにアイドルになりましたゆえ」 

P「…」 

凛「…」 

あやめ「しっかり頑張ります! おー!」ニンニン! 

P「うん。頑張れ」 

凛「おー」 

P「…はは。あやめは可愛いな」 

凛「…そうだね」 

あやめ「??」ニコニコ 

P「…あ、凛も可愛いぞ?」 

凛「…ふふ。取ってつけたようにどうもありがとう」 


25:2013/07/26(金) 01:11:52.30 :dYMpmK1DO

P「そうだ。プリンがあるんだけど…食べるか?」 

あやめ「…」ジュル 

あやめ「い、いえいえ。このあとのパフォーマンスが低下してしまうといけませんから…」 

P「そっか」クス 

凛「戻って来てから…プロデューサーも一緒に食べよ」 

P「うん。そうするか。ありがとう」 

凛「どうして私にありがとうなの」クスクス 

P「…なんでだろ?」 

凛「ふふ」 

あやめ「ふふっ」ニンッ 


26:2013/07/26(金) 01:12:40.98 :dYMpmK1DO

あやめ「では、精一杯頑張って参りますので!」ブンブン 

凛「行って来るね」 

P「うん。頑張ってな」


29:2013/07/26(金) 01:25:43.06 :dYMpmK1DO

ガチャ 


あい「おはよう」 

晴「うーっす」 

P「二人とも。えっと…おはようございます」 

あい「うむ」 

あい「…ふふ、それにしても…私と君の間なのだから遠慮せず、挨拶は晴君に合わせてくれて構わないのに」 

P「…」ハハ… 

P「いえ。そうもいきません。おはようございます、あいさん」 

あい「…ふっ…」 

あい「まあいいさ。うん。おはよう」 

P「はい」 

晴「鼻の下伸びてんぞ」 

P「…、気のせいだ」 

晴「どうだかー」 

あい「♪」フフ 


30:2013/07/26(金) 01:27:30.59 :dYMpmK1DO

あい「スケジュールに問題が起きていることは把握しているかい?」 

P「はい。…すいません、二人にまで迷惑を」 

あい「構わないさ。それより」ピト 

P「むぐ」 

あい「こんなミスを犯す前に、私を頼って欲しかったところだがね」フン 

P「…う…。す、すいません…」 

あい「…」フフ 

あい「君はもっと担当のアイドルを信頼した方がいいな。私に限らず」 

P「…了解です」 

あい「それでいい」ニコ 


31:2013/07/26(金) 01:29:16.42 :dYMpmK1DO

あい「……と、格好をつけてみたが」 

P(あえてつける必要はないと思いますけどね…) 

あい「ふふ。べつに君のミスだと決まったわけじゃない。混乱も、それぞれのアイドルの頑張りで取り戻せるようだし、…」 

あい「いまは私も、一アイドルとしてベストを尽くすことにしよう」 

P「…よろしくお願いします」 

あい「任せなさい」 

晴「任せたぜ」 

P「おい」 


32:2013/07/26(金) 01:30:28.83 :dYMpmK1DO

晴「…」プクー… 

晴「…や…べつにやる気がねぇわけじゃねえんだけどさー…」モグモグ… 

P「うん」 

晴「なんだよあの衣裳。可愛いよ。すげー可愛いじゃん」 

P「うん。可愛いな」 

あい「うむ。晴君はとても可愛らしい」 

P「ですね。晴は可愛いです」 

晴「話を転がすな大人ども」 


33:2013/07/26(金) 01:33:54.96 :dYMpmK1DO

晴「…」ハア 

晴「…今回だけだぞー。次はねぇからな!」 

P「分かった。今回だけな」ヨシ 

晴(絶対分かってねえ!) 

あい「恥じらいを見せる表情もまた彼女の魅力だね」コソ 

P「仰る通りです」コソコソ 

晴「聞こえてんぞ」 


34:2013/07/26(金) 01:38:17.81 :dYMpmK1DO

P「頑張った子にはプリンをやろう」 

晴「…、子ども扱いすんじゃねえよ」ハア 

あい「…む、その言いぶりだと、私はもらえない…、いや、君からみれば私も子ども、か。ふふっ言うじゃないか…」 

P「ごめんなさい。違います」 

あい「…なんだ違うのか…」ショボン 

P(あれっそこでへこむんですか)ワカンナイデス… 

晴「やーい泣かせたー」 

P「泣かせてねえよ。というか小学生か」 

晴「小学生だけど?」プクゥ 

P「…あれ?」 


35:2013/07/26(金) 01:39:11.82 :dYMpmK1DO

あい「…まあ…とにかく頑張って来るとしよう。なあ晴君?」 

晴「へいへい」 

P「頑張ってな」 

晴「へーへー」 

あい「こら。返事はきちんとする」コツ 

晴「いてぇ」 

P「…」 

P「あいさんも。頑張って」 

あい「…」 

あい「…ふふ。言われるまでもないさ」 


36:2013/07/26(金) 01:40:26.56 :dYMpmK1DO

パタン 


P「…」 

P「…改めて見るとめちゃくちゃだな。このスケジュール表…」 

P「奈緒が言ってたように、だれかがぶつかって消しちゃって…」 

P「書き直したはいいけど、とりあえず予定を全部一か所に書き直したって感じか。これじゃスケジュール表になってねえよ…」ハア 

P「……まあ、仕方ないな。今日はここで…みんなの予定の調整を優先するか」ハア 


ガチャ 


P「?」 

輝子「フヒ…あ、プロデューサー……お、おはよ」 

光「おはようP! 今日も元気そうだな!」 

P「おはよう。むしろ光こそ元気だな」 

光「まあな!」 

輝子「…」キーン 

輝子「…フヒ…ひ、光くんは、元気だねー……」 

光「まあなぁ!」ハハハッ! 

輝子「…フヒ…」キーン… 

P「はは」 


37:2013/07/26(金) 01:41:13.84 :dYMpmK1DO

光「Pが困っていると聞いて、慌ててやって来たけど…」フム 

光「…そうでもなさそうだな?」 

P「うん、ありがとう。なんとか、みんなが頑張ってくれているおかげで」 

光「うんうん。ヒーロー一人の活躍も大切だけれど、みんなの友情パワーも正義の力の一つだからな」 

P「そうだな」 

輝子「……」フヒ… 

輝子「…友情……。ぼ、ぼっちの私には、関係なさそう…だね」ヒヒ… 

P(あ、卑屈だ…) 


38:2013/07/26(金) 01:42:42.91 :dYMpmK1DO

ポンッ 


輝子「?」フヒ 

光「なにを言っている。ヒーローにだって、友情の力は必要さ。むしろヒーローにこそだ」 

光「輝子はアタシと一緒に頑張ってくれ! な!」ニカッ 

輝子「……」 

輝子「…わ、分かった…。そ、そうする…」フヒ 

光「おう!」 

P(イイハナシダナー) 


39:2013/07/26(金) 01:43:24.28 :dYMpmK1DO

輝子「あ、そ、それに…」 

光「うん?」 

輝子「…う、うん。…その…き、キノコもいるからー……。ひ、百キノコ力だよ。友情パワーがさく裂しちゃうよー…フヒヒ、ヒヒ」 

光「……」 

光「お、おう!」 

P「頑張れヒーロー」 

光「が、頑張るぞ!」 

輝子「…が、がんばろ…」フヒ 


40:2013/07/26(金) 01:44:07.54 :dYMpmK1DO

光「よし。そういうわけで、アタシたちもいっちょ頑張って来るよ!」 

P「おう」 

輝子「…い…行って来ます…。し、親友の、プロデューサーも……、お、応援、しててね」フヒ 

P「ああ。もちろん」 

輝子「……、う、うん」コク 

光「またなっ!」 


41:2013/07/26(金) 01:44:53.87 :dYMpmK1DO

パタン 


P「…」 

P「…あ、プリンの話するの忘れた…」 

P「……まあいいか。帰って来たら、また教えてやろう…」ウン 

P「…。人数的に、もうどうしようもないな、これ……」 

P「……、ち、最初からうちのアイドル全員分くれればいいものを…」ブツブツ 

かな子「あのー」 

P「うおう!」 

かな子「あう」ビク 

かな子「ご…ごめんなさい。お、驚かせちゃって」 

P「あ、いや…こちらこそ。ごめんよ」 

かな子「いえ」 


42:2013/07/26(金) 01:45:43.03 :dYMpmK1DO

泉「おはよう、P」 

P「お、泉も一緒だったのか。おはよう」 

泉「うん」 

かな子「それで、えっと…」 

P「うん?」 

かな子「プロデューサーさん、私になにか隠していませんか?」ニコッ 

P「……」 

かな子「…」ニコニコ 

P「…」 

P「…………」ダラダラ… 

泉「す、すごい汗ね。大丈夫? えと、頭痛薬なら常備してるけど――」ゴソ 

P「お、おう。大丈夫だ。いや大丈夫じゃないけど。ありがとう」 

泉「そ、そう?」ハテ… 

P(かな子を止める薬が欲しいです) 

かな子「?」ニッコリ 

P「」ビクッ 


43:2013/07/26(金) 01:46:38.70 :dYMpmK1DO

かな子「…ね…プロデューサーさん?」ニコ 

P「はい」ダラダラ 

泉「…」フキフキ 

P「すまん」 

泉「いいえ」 

かな子「…私…」 

かな子「プロデューサーさんが、困っていることを一人で抱えているのなんて、見たくないんです。相談してもらいたいし、一緒に考えて、力になりたいんです」 

P「……」 

P「え? えっと…俺がなにか、困ってるって…どうして…」 

かな子「…」ニコ 

かな子「そんなの顔を見れば分かります。ね、泉ちゃん?」 

泉「はい。ふふ、Pは顔に出やすいから」 

P「……、…そっか…」 

P「…ごめん、ありがとう。心配してくれて」 

かな子「いえいえ」 

泉「心配、しちゃうのよね。分かり易い人が相手だと」フフ 

P「…」ハハ… 


44:2013/07/26(金) 01:47:21.17 :dYMpmK1DO

かな子「それでえっと…ひょっとして、なんですけど!」 

P「ん?」 

かな子「冷蔵庫のプリンがなにか関係していたり!?」 

P「…」 

泉「…、かな子さん、よだれが垂れてます」 

かな子「ふえ!?」 

P(こっちはこっちで嫌な予感は間違ってなかったか…) 


45:2013/07/26(金) 01:48:20.29 :dYMpmK1DO

かな子「あわわわわ…」ゴシゴシ 

泉「…」クス 

泉「…えっと…数が足りないとか。そういうことでしょ?」 

P「…仰る通りです。さすがいずみん」 

泉「い、いずみん? …ぴ、Pは妙な呼び方をするわねー…」ムム… 

かな子「やっぱり。泉ちゃんの言ってた通り…。そうですよねー。私も一つ食べちゃったんですけど、」 

P(食べちゃったのかよ!) 

かな子「……みんなの分には、足りないですもんねー…」 

P「…」ハハ… 

泉「…止めたよ?」 

P「ああ、うん、いいよ……泉は気にすることないさ」 

泉「う、うん。…あれ、今度は普通に呼ぶのかー……違いはなんだろ…」ムー 

P「細かいことは気にしない方がいいぞ」 

かな子「…」エヘヘ…ソレニシテモ…オイシカッタナー…♪ 

P「…」ハハ… 


46:2013/07/26(金) 01:49:12.08 :dYMpmK1DO

かな子「…あ、えっと、じ、じゃなくて…//」コホン 

かな子「あの、プロデューサーさん。私に任せてください!」 

P「?」 


47:2013/07/26(金) 01:49:58.85 :dYMpmK1DO

・ 
・ 
・ 


ガチャ 


まゆ「Pさん、まゆが帰って来ましたよぉ♪」 

奈緒「アタシも一緒だからな…、?」 

奈緒「…ん、なんか…美味そうな匂いがするなー…」 

P「お。おかえり、二人とも」 

かな子「おかえりさない! えっと――ケーキとか。お菓子、たくさん作って来たから…よかったら、みんなで食べよ♪」 

奈緒「…おう」 

奈緒「はは、なんだかいつもよりたくさんだな。パーティでもするのか?」 

P「…いや、実は…プリンが足りなくなっちゃったからさ…」 

奈緒「…おう。まあ、そうなると思ってたけどな」 

まゆ「うふふ。まゆはPさんがいてくれればそれで…」//モジモジ 

泉(…すごく幸せそうな表情だなぁ…)クス 


48:2013/07/26(金) 01:50:43.10 :dYMpmK1DO

P「…で、さすがにべつのみんなで食べちゃったよーじゃあ、教えてあげた子に悪いしさ…。そしたら、かな子が」 

かな子「えへへ♪ いつもより、多めに作ってますよー♪」 

奈緒「…。多めの範疇を越えてる気が、しないでもねぇけど」ボソ 

P「それは言わない約束だ」 

奈緒「お、おう」 


50:2013/07/26(金) 01:51:27.84 :dYMpmK1DO

ガチャ 


真尋「くんくん! いい匂いがするね!」 

のあ「…」グー… 

比奈「わ…。ケーキがたくさんありまスねー」 

乃々「……、おいしそう、なんですけど…」 

あやめ「おお。本当ですね」 

凛「…また、すごい量だね…」 

晴「…。ちょっとさすがに、うっと来そうだな…」 

あい「ふふ。まあ疲れた体に甘いものは悪くない。ありがたく頂くとしようか」 

輝子「…フヒ…。さ、さり気なく、キノコをアクセントにするのはどうかな…」フヒヒ 

光「そ、それはまずいんじゃあないか?」ワタワタ 


ワイワイ 


P「…」 

P「スケジュールがずれ込んだのもあって、上手いことみんなが揃ったな」 

奈緒「だな」 

泉「…結果オーライなのかもしれない。でも、たまにはこんな風にみんなでワイワイするのも…」 

かな子「いいですねー。ね、プロデューサーさん♪」 

P「…そうだな」 


51:2013/07/26(金) 01:52:10.31 :dYMpmK1DO

P「…だれか分からないけれど、スケジュール表を消してしまった人には…まあ、恨んでも仕方ないし。感謝しとこう」ウン 

真尋「そうですね!」 

P「あ、真尋とのあさんはもうプリンを食べたので、今回はお預けです」 

のあ「!!」ズガーン 

P「…、じ、冗談です」 



P「よし。じゃ、プリンはないけど。みんなで仲良く食べますか」 


「「「「はいっ! 頂きまーす!」」」」 


52:2013/07/26(金) 01:52:58.78 :dYMpmK1DO

・ 
・ 
・ 


「…」 
「ふ、ふふふっ。そ、そろそろ…ババーンっと登場して、アタシが犯人だったという衝撃の事実に、みんなをひれ伏させてやろうかしら!」 

「……」 
「あの…、素直に謝れば早いと思うんですが…」 

「!? なっ…」 
「ち、違うから! ば、バズーカを誤射してホワイトボードがぐちゃぐちゃになったとか、そんなんじゃなくて……、ゲホッゲホッ」 
「…けほっ。…わ、わざとやったんだから! あ、謝るもなにもないのよッ!」フ、フフンッ 

「…」 
(意地でも故意のいたずらだったということにするつもりですか。意地っ張りですねぇ、本当に…)ハア 

「…、な、なによ」 

「いえ。はるのはおでこだけにしてくれればいいのになって」 

「!? で、デコはるってなに!?」 

「知りませんよ、ボク」 

「言い出したのはアンタでしょーがッ!」 


ギャーギャー 


ガチャ… 


P「なるほど。お前たちの仕業だったのか」 

「「!?」」 

「い、いえ、プロデューサーさん! ぼ、ボクは関係ないですよ! たまたまそばにいただけで…」ワタワタ 

「あ、ずる! アンタがバズーカなんてフフーンって言うから、すごさを見せてあげようとしたんでしょ!」 

「お、覚えてませんね!」 

「こんにゃろー!」 

P「うるさい」 

「「あ、はい」」 


53:2013/07/26(金) 01:54:39.25 :dYMpmK1DO

「「…」」ビクビク 

P「まあ…安心しろ。俺はお前たちに感謝している」 

「「へ?」」 

P「な? だからお前たちも――一緒にケーキ、食べようよ?」ニッコリ 

「「……」」 
「「…は、はい…」」 


*その後、二人はみんなにでこっ可愛がられましたとさ 


*そして、… 


かな子「むふー♪ プリンおいしーですー♪」 

P「…よかったな」 

かな子「はいっ♪」パクー 

奈緒「太るぞ」ボソ 

P「こら」 


*余ったプリンはお礼代わりに、かな子が全部食べたとか、足りずに追加で頼んだとかなんとか 


*おしまい 


元スレ
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